Gaussian 03インプットファイルのルートセクションでは,実行する計算のタイプを指定します。この指定には,3つの主要要素から構成されます:
次の表にGaussian 03で計算可能なジョブタイプを示します:
通常,ジョブタイプキーワードは一つしか指定できません。ただし,このルールの例外として以下のようなものがあります:
ルートセクションでジョブタイプキーワードを指定しなかった場合,デフォルトの計算タイプは通常シングルポイント(一点)計算(SP)となります。しかし,ルートセクションでmethod2/basis2 // method1/basis1のような形式を用いた場合には,method1/basis1での最適化計算の後,その最適化構造でmethod2/basis2でのシングルポイント(一点)計算を行います。たとえば,以下のようなルートセクションを指定すると, HF/6-31G(d)構造最適化計算の後, QCISD/6-31G(d)モデル化学を用いたシングルポイント(一点)計算を行います:
# QCISD/6-31G(d)//HF/6-31G(d) Test
このケースでは, Optキーワードはオプションであり,かつデフォルトです。また,Opt Freq 計算ではこの構文を使うことはできないことに注意して下さい。
分子プロパティの予測 次の表では,広く求められている予測量と,それらを求めるGaussian 03キーワードの対応を示します:
平日9:30~17:30 (土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始、夏期休暇は、休日とさせていただきます。)