このキーワードを指定すると,0.001 電子/bohr3 密度の等高線での体積で定義される分子体積を計算します。用いる電子密度はDensityキーワードで指定します。Monte-Carlo 積分を行うので,計算された体積は有効数字2桁程度の精度しかありませんが,Onsagerの溶媒反応場モデルで用いる半径を評価するためにはこれで十分です。推奨半径(計算された体積に対応する半径より0.5Å大きい)が出力されます。
Gaussian 03ではより精度の高い溶媒モデルが他にも利用可能なので,このキーワードはSCRF=Dipoleを用いた振動数計算の準備のためにだけに適用可能になっています。
密度ポイントを増やしてより精度の高い積分を行います。デフォルトでは,体積は約10%の精度で計算されます。より定量的に分子体積を計算する必要がある場合には,このオプションの利用を推奨します。
Hartree-Fock, 全DFT法, CIS, MP2, MP3, MP4(SDQ), CID, CISD, CCD, CCSD, QCISD.
SCRF=Dipole
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