このキーワードを指定すると, Gaussianに静電的プロパティを計算するように指示します。デフォルトでは,各原子におけるポテンシャル,電場,電場グラジェントを計算します。静電的解析のために用いる電子密度はDensityキーワードでコントロールします。
指定すると,ポテンシャル,電場,電場グラジェントを計算します。 これはデフォルトです。
指定すると,ポテンシャルだけを計算し,電場と電場グラジェントは計算しません。 NoPotentialにすると電気的ポテンシャルや高次のプロパティを計算しなくなります。
指定すると,ポテンシャルと電場を計算し,電場グラジエントは計算しません。
異方性超微細カップリング定数(すなわち,spin-dipole EPR項)を計算します[276,278,377]。
ReadとOpt が両方指定された場合,インプットセクションは固定点 (Read), つぎに最適化点(Opt)の順です。
追加中心リストをインプットストリームから読み込んでプロパティを計算するように指定します。各中心のカーティシャン座標はオングストローム単位,フリーフォーマット,一行あたり1中心,標準配向で読み込まれます。
Prop=Readのように中心のリストを読み込みますが,各々の指定した点に最も近い電場ポテンシャルの極小点を探します。
原子電荷をファンデルワールス表面での静電ポテンシャルにフィッティングします。
電荷を双極子モーメントにフィットするよう束縛します。
指定すると,ポテンシャルを1つ以上のグリッド点で計算しそれを外部ファイルに書き出します(通常はcubegenを用います)。このオプションでは2次元グリッド点に対する電気的ポテンシャルのマッピングを行います。グリッド点は均一直方グリッドとして,あるいは補助ファイルから読み込んだ任意のコレクション(詳細は後述)として,またはCube=Potential で用いる入力フォーマット(Appendix D参照)で指定します。
均一グリッドでは3行の追加インプットが必要です。
KTape,XO,YO,ZO [書き出しのためのフォートラン装置番号,マップする左下隅の座標]
N1,X1,Y1,Z1 [グリッド行,垂直方向のステップ幅]
N2,X2,Y2,Z2 [グリッド列,水平方向のステップ幅]
補助ファイルからグリッド点を読むためには,入力の一行に全て必要な情報が用意されている必要があります。
N,NEFG,LTape,KTape
オングストローム単位でN点の座標が, 装置LTapeから読み込まれ,そのフォーマットは 3F20.12です。LTape はデフォルトでは52です。NEFG=3ではポテンシャルが,NEFG=2ではポテンシャルと電場が,NEFG=1ではポテンシャルと電場とグラジエントが計算され,それらは装置KTapeに書き出されます。例えば,次のインプットを指定すると,19,696点で,(コード3を指定しているので)静電ポテンシャルを,フォートラン装置10から読み込み,フォートラン装置11に出力されます。
19696,3,10,11
HF, all DFT methods, CIS, MP2, MP3, MP4(SDQ), CID, CISD, CCD, CCSD and QCISD.
平日9:30~17:30 (土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始、夏期休暇は、休日とさせていただきます。)