不揮発性DRAMデバイスを用いたディスクキャッシュの効果
これまで科学技術計算のボトルネックはCPUなどの計算そのものによるものでした。ストレージへの要求も、巨大ファイルの格納が可能な大容量、それを保存するためのスループット(帯域幅)が主要な要件だったように思います。
しかし、昨今のAI・ビッグデータのブームの到来とともに、膨大な数のデータが主役となっています。いかに多くのデータを効率的に保存し、検索可能とし、再利用ができるか?が鍵となっています。特にデータ同士の相関を取るなどの統計処理において、その傾向は顕著です。これまでデータベースのための要件であった高IOPS・低レイテンシといった応答性能の向上が、ストレージハードウエア及びファイルシステムに対して求められています。