各産業分野で活用できるコンピューターの技術情報を解説しています。
産業用PC、マシンビジョン、頑丈ラップトップ、産業用堅牢タブレット、車載用パネルPCなどを取り扱っています。
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産業用コンピューティング 【重要】2026年のWindowsセキュアブート証明書失効への対応と、産業用PCにおける設定の考え方
いつも弊社製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。HPCシステムズ 技術グループです。現在、IT業界全体で注目されている「2026年におけるセキュアブート証明書の有効期限切れ問題」について、弊社の産業用コンピュータをご利用中のお客様に向けた状況解説と対応策をお知らせいたします。1. セキュアブート証明書の「2026年問題」とはMicrosoftが2011年に発行したセキュアブート用のデジタル証明書が、2026年6月から10月にかけて順次有効期限を迎えます。セキュアブートとは、PCの起動時にOSやドライバーが改ざんされていないかを検証する仕組みですが、この検証に2011年版の証明書が使わ...
産業用コンピューティング ネットカフェのPCはなぜ元に戻るのか? Windows UWF(統合書き込みフィルター)を試してみた
ネットカフェで見つけた身近なIT技術お世話になっております。恒温恒湿槽試験を担当しているエンジニアの M.I. です。(よろしければこちらもご覧ください:高温高湿 vs PC!恒温槽試験をやってみよう! | HPCシステムズ Tech Blog)皆様はネットカフェを利用したことはありますか?最近のネットカフェは多様化が進み、完全個室型や簡易宿泊に対応した店舗も増えています。自分は、気になっている漫画の一気読みや、ネットゲームの特典キャンペーン目的で利用することがあります。再起動で元に戻る仕組み ― UWFとは?話は少し逸れましたが、今回はWindows 10/11 IoT Enterprise...
産業用コンピューティング DGX Sparkで見る“デスクサイドAI”の実力 ― FP16/BF16/FP32/FP64でGB10性能を検証
はじめに当方は弊社CTO事業部にて、アプリケーション・エンジニアリング業務に携わっています。本レポートでは、NVIDIA DGX Spark(NVIDIA GB10 Grace Blackwell スーパーチップ搭載システム)を用いて実施したベンチマーク結果を報告します。主な目的は、AI向けの Brain Float 16(Bfloat16、BF16) から科学技術計算で用いられる 倍精度(FP64) まで、異なる精度フォーマットにおけるGrace Blackwellアーキテクチャの性能を検証することです。Grace Blackwellアーキテクチャは、AIワークロードを主目的として設計されて...
産業用コンピューティング 弊社電源エンジニアが実務で使う、Excel VBAによる測定器データ活用術(データ自動取得篇)
はじめに当方は弊社において、電源ユニットの検証・解析業務に携わっています。測定器の計測結果を活用しようと考えたとき、測定器メーカーから提供されているフリーまたは有料のソフトウェアを利用することがあります。しかし、自分の目的にぴったり合った測定方法や分析が用意されていなかったり、好みのフォーマットで自動的にレポート化できるツールが見つからなかったりするのが、実情ではないでしょうか。一方で、自分でプログラミングを行えば、こうした課題の多くは解決できます。今回は、Excel VBAを用いて測定器からデータを取り込む方法について綴ります。Excel VBAで測定器を制御する利点私の場合、以下のような用...
産業用コンピューティング 最大56GB/s! AMD Ryzen×HighPoint RAIDカードで体感する超高速ストレージの実力
新製品 AMD Ryzen 搭載「WS-GR870PA-T」当社CTO事業部では、お客様のご要望にジャストフィットする産業用コンピューターをご提供できるよう、選定・開発・生産・サポートまで一貫して対応しています。そのCTO事業部が、AMD Ryzen 搭載ワークステーションを標準モデルとして初めて開発しました。産業用コンピューターメーカーならではの視点から、信頼性を重視して部材を選定しています。本機はワークステーションとして開発されており、動画編集・画像処理・CG制作・生成AIといったクリエイティブ分野でのプロフェッショナルな利用を想定しています。10GbEの高速ネットワークを標準搭載し、さら...
産業用コンピューティング 秋の夜長にUbuntuでベンチマーク三昧!
あなたも私もベンチマークが好き本ブログの読者の中にもベンチマーク好きの方は多いと思いますが、「Windowsには豊富なベンチマークがあり、簡単に実行できるけれど、Linuxではなかなか見つからないな…」と感じたことはありませんか?Windowsであれば、「窓の杜」などで主要なベンチマークが簡単に見つかりますし、海外の有名PC情報サイトにもベンチマークのリンク集があります。窓の杜Guru3D.com(Guru3Dはグラフィック系が豊富)TechPowerUp(TechPowerUpは海外の定番リソース)しかしながら、Linuxでは「ベンチマークソフトを見つけにくい」「計測したい性能を測定できるツ...
産業用コンピューティング 拡張カード11枚フル装填!11スロット産業PCを検証
今回は、弊社が提供している拡張スロットを11スロット搭載した産業用コンピューター「IPC-C621ASM-R4」に、実際に11枚の拡張カードを装着し、動作検証を行いました。 IPC-C621ASM-R4の製品情報はこちら11スロット搭載「IPC-C621ASM-R4」の特徴一般的なPCには、機能拡張のためにPCIeスロットなどの拡張スロットが備わっています。現在の主流はPCIe(PCI Express)スロットですが、産業用途ではいまだにPCIスロットも現役で使用されています。古くは、Windows® 95時代のISAスロットなども存在しました。本製品 IPC-C621ASM-R4 は、弊社製...
産業用コンピューティング 高温高湿 vs PC!恒温槽試験をやってみよう!
HPCシステムズ CTO事業部では、恒温恒湿槽試験機を使用した環境試験を実施しています。本ブログではその概要を分かりやすくご紹介します。まずは試験の様子を動画でご覧ください。(2026/02/02 更新)YouTubeYouTube ショート今回の試験目的特定のお客様向けのオリジナルシャーシに、弊社製コンピューターを組み込んだ場合を想定し、温度検証を行います。過酷な温湿度環境下における各パーツ(CPU / GPU / SSDなど)の性能を確認します。使用する試験機試験には、恒温恒湿槽試験機「EC-86MHPE」(日立ジョンソンコントロールズ空調製)を使用します。恒温恒湿槽試験機とは、温度と湿度...
産業用コンピューティング Supermicroサーバー管理者必読!「SuperDoctor 5」ログ設定ガイド
ここでは、Supermicro社が提供するサーバー監視アプリ「SuperDoctor 5」のログファイル出力を制御する方法について解説します。SuperDoctor 5 (SD5)とは?SuperDoctor 5 (SD5) は、Supermicro社が提供するハードウェアモニタリングおよび管理ツールです。同社製サーバーやマザーボードのリモート管理を効率化するために設計されています。このツールは、システムの健康状態やパフォーマンスを監視し、迅速な問題解決やシステム管理の補助をします。例えば、CPU温度や各ファンの回転数、各電圧などのステータスを確認できます。詳細については以下のリンクをご参照く...
産業用コンピューティング OpenVINO™ × Ubuntu × Intel GPU で加速するAI推論にチャレンジ!
前回の技術ブログでは、Windows環境でOpenVINO™を試しました。Intel OpenVINO™でAIを加速させよう! インストール編 | HPCシステムズ Tech Blog今回はUbuntu環境でOpenVINO™にチャレンジします。使用したマシンは、残念ながら販売終了となってしまった産業向けワークステーション「IPC-R790PA-TR5」です。 CPU:Intel Core i9-14900K GPU:SPARKLE Intel Arc A310 ECOというハードウェア構成です。なお、本ブログで紹介する動作環境の構築は、インターネット接続が前提となっています。ところで、近年、...
産業用コンピューティング 「IPC」で見る!最新インテル Core Ultra シリーズ 2 「Arrow Lake」の実測データを公開
インテル Core Ultra シリーズ 2 「Arrow Lake」が発売開始CPUの性能向上はマルチコアやマルチスレッドなどの技術導入により多角的に進化しています。本記事では、インテルのCPUを対象に実測値に基づく性能比較を行い、IPC(Instructions Per Cycle)の向上や各世代のベンチマーク結果を解析します。CPUアーキテクチャの進化とその実際の性能を深掘りすることで、次世代のコンピューティングの方向性を見据え、システム選定に役立てることを目指しています。インテル Core Ultra (シリーズ 2) 「Arrow Lake」を追加しました。(更新:2024/11/2...
産業用コンピューティング インテル® 700シリーズ×Linux OS、実際の対応度は?
私がLinux OSを検証する理由今回は、当社の産業用コンピューター「BTO(Build To Order)モデル」開発における検証結果の一部をご紹介します。開発検証は、私たちがふだん行っている「CTO(Configure to Order)モデル」(お客様からの注文に応じて製造されるカスタムメイドのコンピューター)の検証作業と大きな違いはありません。OSのインストールや各種検証作業(高温環境でのPC耐久テストや安全性試験など)を実施しますが、マザーボードやケース、電源、拡張カードなどの組み合わせは千差万別ですので、一度行った試験の結果をそのまま再適用できる機会は多くありません。そのため、納品...
産業用コンピューティング ここで解決!Windows Updateの自動更新をストップする方法
はじめに「Windows Updateの自動更新を止めたい。」このようなお客様のニーズに応えるため、Windows Updateの自動更新を停止する方法をまとめました。お客様との信頼関係を大切にし、共に情報を収集しながら、実機で確認した内容を基にご紹介いたします。Windows Updateの自動更新とはWindows Updateは、Microsoft社が提供するデバイスを安全かつ最新の状態に保つための仕組みで、更新プログラムを自動的にダウンロードし、インストールします。非常に有益な機能ではありますが、アップデート時に発生するダウンタイムを避けたいアプリケーションを運用している場合や、アップ...
産業用コンピューティング 「IPC」で見る!第8世代から第14世代までのIntel Coreプロセッサー性能差を実測データで解説
CPUの性能向上はマルチコアやマルチスレッドなどの技術導入により多角的に進化しています。本記事では、IntelのCPUを対象に実測値に基づく性能比較を行い、IPC(Instructions Per Cycle)の向上や各世代のベンチマーク結果を解析します。CPUアーキテクチャの進化とその実際の性能を深掘りすることで、次世代のコンピューティングの方向性を見据え、システム選定に役立てることを目指しています。2024年11月公開「「IPC」で見る!最新インテル Core Ultra シリーズ 2 「Arrow Lake」の実測データを公開」はこちらCPUアーキテクチャーの進化かつては動作周波数の高速...
産業用コンピューティング DDR5 SDRAMメモリの進化の全て:高速化・低電圧化・信頼性向上を解説
本記事では、最新のDDR5 SDRAMメモリがどのように進化し、DDR4 SDRAMメモリと比較してどのような改良が加えられたかを詳しく解説します。とくに、メモリの高速化、低電圧化、信頼性向上について詳しく見ていきます。メモリの種類と特徴メモリはRAM(Random Access Memory)とも呼ばれ、コンピュータが一時的にデータを保管するための重要なパーツです。コンピュータに搭載されるメモリは、大きく以下の3種類に分類されます。 Unbuffered DIMM (UDIMM)一般的なデスクトップPCで使用されるメモリです。 ECC Unbuffered DIMM (ECC UDIMM)低...
産業用コンピューティング Intel OpenVINO™でAIを加速させよう! インストール編
Intel OpenVINO™とは Intel社が無償で提供する Intel OpenVINO™は、 Intel社製のCPU, Myriad, FPGA などを最適化し、コンピューター・ビジョン、自動音声認識、NLP などのディープラーニング・パフォーマンス向上に寄与します。ChainerやTensorFlowは学習も推論もできますが、OpenVINOは推論しかできません。そのため、学習済みモデルを他のフレームワークで作成し、Model OptimizerでOpenVinoが扱える形式に変換する必要があります。 メリット Intel CPU(GPU)さえあれば良い 始めるにあたり情報が比較的...
産業用コンピューティング 第11世代CPU(Z590)&第12世代CPU(Z690)のCPU性能テスト/比較
第12世代Coreプロセッサーについて 第12世代第11世代コア構成高性能コア+高効率コア高効率コアのみ(Core i5 Kなし以下)高性能コアのみコア/スレッド(最大)Core i9 : 16コア/24スレッドCore i7 : 12コア/20スレッドCore i5 K : 10コア/16スレッドCore i5(Kなし) : 6コア/12スレッドCore i3 : 4コア/8スレッドCore i9 : 8コア/16スレッドCore i7 : 8コア/16スレッドCore i5 : 6コア/12スレッド対応メモリDDR5-4800DDR4-3200DDR4-3200PCIe5.04.0内蔵GP...
産業用コンピューティング LAN通信速度の計測方法
背景:大容量データサービスの拡大に伴い、これまで基幹網で使用されてきた10GbEがアクセス網でも構築されるようになっています。また、FTTHにおいても、10GE-PONの研究・開発が進められているなど、加入者へ高速大容量通信網を提供するための取り組みが加速しているので、現行の検証手段(Ping Loopテスト)は評価条件に満たないと認識しており、スピード実際値も測るべきと考えております。使用ツール:Iperf3検証条件: TCPウィンドウサイズ:921600KB 通信時間 :120秒 ジャンボ パケット :9014Bytes検証ステップ: クライアント⇒サーバー120秒連続通信(ク...
HPC そのデータにストーリーはあるか?ーデータに踊らされないためにー
背景昨今さまざまな数字、データ、グラフを目にする機会が増えています。その一方でそれらをどう解釈して読み解くのか、というリテラシーの問題が取り沙汰されるようになっています。テレビ等で誤解を生みかねないグラフ形式を選択していることなどに指摘がある一方で、意図的にそうした手法を用いているものから間違った判断に誘導される危険性もあります。統計データが直感に反する結論を導くことも珍しくありません。どの様にデータを使い、見せ、意図を伝え、解釈されるのか?というのは受け側、出す側の両方に求められるリテラシーですが、一方で普段どおりの見せ方をしたのに、他の分野で全く異なる解釈をされ、驚かれた経験がある方も多い...
HPC ロボットアームの強化学習に挑戦
今回は、OpenAIが公開しているロボットアームの強化学習に挑戦します。ロボットアームの強化学習は、ロボットアームで物体を挟んだり押したりして動かすFetchと、人の手を模したロボットを動作させるShadowHandがあります。その中から、FetchPickAndPlace、HandManipulateBlockRotateXYZ、HandManipulateBlockFullの強化学習に挑戦してみました。強化学習 強化学習とは、簡単に説明すると、まず、あるモデルを元にシミュレーションをします。次に、シミュレーションの結果を元にモデルを学習します。その学習したモデルを使って、またシミュレーショ...
