HPCシステムズではエンジニアを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。
HPCシステムズのエンジニア達による技術ブログ

Tech Blog

産業用コンピューティング

最大56GB/s! AMD Ryzen×HighPoint RAIDカードで体感する超高速ストレージの実力

新製品 AMD Ryzen 搭載「WS-GR870PA-T」当社CTO事業部では、お客様のご要望にジャストフィットする産業用コンピューターをご提供できるよう、選定・開発・生産・サポートまで一貫して対応しています。そのCTO事業部が、AMD Ryzen 搭載ワークステーションを標準モデルとして初めて開発しました。産業用コンピューターメーカーならではの視点から、信頼性を重視して部材を選定しています。本機はワークステーションとして開発されており、動画編集・画像処理・CG制作・生成AIといったクリエイティブ分野でのプロフェッショナルな利用を想定しています。10GbEの高速ネットワークを標準搭載し、さら...
HPC

Blackwell GPU RTX Pro 6000でMIGを有効化する方法

Blackwell世代のGPU RTX Pro 6000ではMIGによるリソース分割を有効化することができます。ただ、MIGを有効化するために必要な手順がこれまでと異なりますので、こちらで紹介します。MIGとはNVIDIAのMIG(Multi-Instance GPU)は、データセンター向けGPUに導入された機能で、1枚の物理GPUを複数の論理GPUインスタンスに分割して独立して利用できるようにするものです。主にAmpere世代のA100やHopper世代のH100などで提供されるこの仕組みは、GPU内部の計算ユニットやメモリ帯域、キャッシュといったハードウェア資源をハードウェアレベルで分割し...
産業用コンピューティング

秋の夜長にUbuntuでベンチマーク三昧!

あなたも私もベンチマークが好き本ブログの読者の中にもベンチマーク好きの方は多いと思いますが、「Windowsには豊富なベンチマークがあり、簡単に実行できるけれど、Linuxではなかなか見つからないな…」と感じたことはありませんか?Windowsであれば、「窓の杜」などで主要なベンチマークが簡単に見つかりますし、海外の有名PC情報サイトにもベンチマークのリンク集があります。窓の杜Guru3D.com(Guru3Dはグラフィック系が豊富)TechPowerUp(TechPowerUpは海外の定番リソース)しかしながら、Linuxでは「ベンチマークソフトを見つけにくい」「計測したい性能を測定できるツ...
HPC

Unified Memoryで始めるGPUプログラミング

はじめに2025年になり、CPU側のシステムメモリとGPU側のVRAMを統合したメモリ空間を利用できるサーバーがNVIDIA社から次々とリリースされています。GPUからシステム側のメモリに透過的にアクセスできるようにすることで、利用できるメモリ量を増やそうという取り組みは、LLM(大規模言語モデル)の高性能化に伴い、動作に要求されるメモリサイズも肥大化している課題への一つの解決策として注目されています。一方、HPC(高性能計算)分野においても、この統合メモリ環境の導入は大きなパラダイムシフトを引き起こすと期待しています。これまで科学計算では、GPUだけでほぼすべての演算を完結できる手法は限られ...
HPC

自社サーバーでのLLMに挑戦!ローカルLLM+RAG環境を構築してみた

はじめに近年、生成AIや大規模言語モデル(LLM)の活用がビジネス・研究・開発の現場でも急速に進んでいます。しかし、「実際にどう使えばいいのか分からない」「技術的なハードルが高そう」「セキュリティ上のリスクが高い」「回答の確からしさが保証できない」と感じている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、LLMの概要からセキュリティ・カスタマイズ性に優れたローカルLLMの実践、RAGの実装までを解説します。 大規模言語モデル(LLM)とRAG (Retrieval-Augmented Generation)とは大規模言語モデル(LLM)は、膨大な量のテキストデータを学習することで、人間の言語を理...
HPC

Samsung製 M.2 SSD 「PM9A3」の性能検証

今回は、Samsung製のデータセンター向けM.2 SSD「PM9A3」の検証内容についてまとめました。概要前回の記事(※)に引き続き、お客様からのM.2 SSDに関する要望が増えていることを受け、各種M.2 SSD製品の検証を進めています。今回はその中でも、エンタープライズ向けに展開されているSamsung製「PM9A3(M.2)」を取り上げ、実際に性能検証を行いました。PM9A3は、データセンター用途などを目的に設計されたSSDであり、信頼性や安定性を重視した製品です。 本記事では、その特性をコンシューマー向けのM.2 SSD「980PRO」と比較しながら、性能面や使用感の違いを検証してい...
HPC

ASUS M.2 アダプタ 「HYPER M.2 X16 GEN 4 CARD」性能検証

今回は、ASUS製のM.2 SSDマウントPCIeカード「HYPER M.2 X16 GEN 4 CARD」の検証内容についてまとめました。概要昨今、HPC系アプリケーションを利用されるお客様からM.2 SSDを利用したいとの声が大きくなってきました。しかしHPC用マシンは、大型GPUや水冷機構が搭載されるため、マザーボード上のM.2スロットへM.2デバイスを装着する方法ではアクセス性や保守性が大きく損なわれることがあります。この問題の解決策の一つに、PCIeカード上にM.2 SSDを搭載することで、着脱を容易にしつつ、高い拡張性を確保する方法が挙げられます。本記事では、その具体的な選択肢とし...
計算化学

Winmostar TechDay 2025 が 6/2 に開催されます!

Winmostar開発元の株式会社クロスアビリティ主催で Winmostar TechDay 2025 が 2025年6月2日(月) に開催されます!Winmostar は弊社の(オンプレミスの)お客様にWindowsワークステーションにおける計算化学GUI として多用されているほか、弊社サイエンスクラウドへのリモートGUIクライアントとしても利用実績があり、定評があります。このイベントでは、原子スケールのシミュレーション環境を提供する統合GUIソフトウェアであるWinmostarのユーザ様および導入検討中の方向けに、Winmostarおよび計算化学技術の最新情報が提供されます。産業界における...
産業用コンピューティング

拡張カード11枚フル装填!11スロット産業PCを検証

今回は、弊社が提供している拡張スロットを11スロット搭載した産業用コンピューター「IPC-C621ASM-R4」に、実際に11枚の拡張カードを装着し、動作検証を行いました。 IPC-C621ASM-R4の製品情報はこちら11スロット搭載「IPC-C621ASM-R4」の特徴一般的なPCには、機能拡張のためにPCIeスロットなどの拡張スロットが備わっています。現在の主流はPCIe(PCI Express)スロットですが、産業用途ではいまだにPCIスロットも現役で使用されています。古くは、Windows® 95時代のISAスロットなども存在しました。本製品 IPC-C621ASM-R4 は、弊社製...
産業用コンピューティング

高温高湿 vs PC!恒温槽試験をやってみよう!

HPCシステムズ CTO事業部では、恒温恒湿槽試験機を使用した環境試験を実施しています。本ブログではその概要を分かりやすくご紹介します。まずは試験の様子を動画でご覧ください。(2026/02/02 更新)YouTubeYouTube ショート今回の試験目的特定のお客様向けのオリジナルシャーシに、弊社製コンピューターを組み込んだ場合を想定し、温度検証を行います。過酷な温湿度環境下における各パーツ(CPU / GPU / SSDなど)の性能を確認します。使用する試験機試験には、恒温恒湿槽試験機「EC-86MHPE」(日立ジョンソンコントロールズ空調製)を使用します。恒温恒湿槽試験機とは、温度と湿度...
産業用コンピューティング

Supermicroサーバー管理者必読!「SuperDoctor 5」ログ設定ガイド

ここでは、Supermicro社が提供するサーバー監視アプリ「SuperDoctor 5」のログファイル出力を制御する方法について解説します。SuperDoctor 5 (SD5)とは?SuperDoctor 5 (SD5) は、Supermicro社が提供するハードウェアモニタリングおよび管理ツールです。同社製サーバーやマザーボードのリモート管理を効率化するために設計されています。このツールは、システムの健康状態やパフォーマンスを監視し、迅速な問題解決やシステム管理の補助をします。例えば、CPU温度や各ファンの回転数、各電圧などのステータスを確認できます。詳細については以下のリンクをご参照く...
産業用コンピューティング

OpenVINO™ × Ubuntu × Intel GPU で加速するAI推論にチャレンジ!

前回の技術ブログでは、Windows環境でOpenVINO™を試しました。Intel OpenVINO™でAIを加速させよう! インストール編 | HPCシステムズ Tech Blog今回はUbuntu環境でOpenVINO™にチャレンジします。使用したマシンは、残念ながら販売終了となってしまった産業向けワークステーション「IPC-R790PA-TR5」です。 CPU:Intel Core i9-14900K GPU:SPARKLE Intel Arc A310 ECOというハードウェア構成です。なお、本ブログで紹介する動作環境の構築は、インターネット接続が前提となっています。ところで、近年、...
DL

L40S, H100 NVL上でのLLM推論学習検証報告

目的ローカルLLMを用いた生成AI活用に向けて、推論を中心としたパフォーマンス(体感速度、同時アクセス数)を明らかにすべく、ベンチマーク検証を行いました。ハードウェアの決定のために最低限必要な情報は「どのGPUを何枚で」どのモデルが動くかです。対象モデルは、現状精度の高い Llama 3.1 8B、Llama 3.1 70B、Gemma 2 9B、Gemma 2 27B としました。検証・結果 ユーザーの体感速度検証方法 各条件で1つのRequestを処理した際の、Throughput (token/sec) を計測 対象モデル:Llama 3.1 8B, Llama 3.1 70B、Gemm...
DL

高速なDNN学習計算のためのハードウェア構成ポイント

概要深層学習にGPUが好適とよく言われていますが、比較的安価なGPUからハイエンドのものまで様々なGPUがある中で、深層学習計算の高速化にどのようなハードウェア構成が適しているのでしょうか。GPUのスペックを見ると、理論性能値に加えてGPUメモリ容量、GPUメモリ帯域幅も様々ですし、複数GPU間の高速通信を可能とするNVLinkもあります。これらの選択肢がある中で、どの指標を優先的に考慮すべきなのでしょうか。本稿では、DNNの学習計算について、ベンチマーク結果からその答えを導いてみます。ベンチマーク環境本稿で用いるデータは弊社内で過去に取得したベンチマークからとなりますため、2024年現在の現...
産業用コンピューティング

「IPC」で見る!最新インテル Core Ultra シリーズ 2 「Arrow Lake」の実測データを公開

インテル Core Ultra シリーズ 2 「Arrow Lake」が発売開始CPUの性能向上はマルチコアやマルチスレッドなどの技術導入により多角的に進化しています。本記事では、インテルのCPUを対象に実測値に基づく性能比較を行い、IPC(Instructions Per Cycle)の向上や各世代のベンチマーク結果を解析します。CPUアーキテクチャの進化とその実際の性能を深掘りすることで、次世代のコンピューティングの方向性を見据え、システム選定に役立てることを目指しています。インテル Core Ultra (シリーズ 2) 「Arrow Lake」を追加しました。(更新:2024/11/2...
産業用コンピューティング

インテル® 700シリーズ×Linux OS、実際の対応度は?

私がLinux OSを検証する理由今回は、当社の産業用コンピューター「BTO(Build To Order)モデル」開発における検証結果の一部をご紹介します。開発検証は、私たちがふだん行っている「CTO(Configure to Order)モデル」(お客様からの注文に応じて製造されるカスタムメイドのコンピューター)の検証作業と大きな違いはありません。OSのインストールや各種検証作業(高温環境でのPC耐久テストや安全性試験など)を実施しますが、マザーボードやケース、電源、拡張カードなどの組み合わせは千差万別ですので、一度行った試験の結果をそのまま再適用できる機会は多くありません。そのため、納品...
産業用コンピューティング

ここで解決!Windows Updateの自動更新をストップする方法

はじめに「Windows Updateの自動更新を止めたい。」このようなお客様のニーズに応えるため、Windows Updateの自動更新を停止する方法をまとめました。お客様との信頼関係を大切にし、共に情報を収集しながら、実機で確認した内容を基にご紹介いたします。Windows Updateの自動更新とはWindows Updateは、Microsoft社が提供するデバイスを安全かつ最新の状態に保つための仕組みで、更新プログラムを自動的にダウンロードし、インストールします。非常に有益な機能ではありますが、アップデート時に発生するダウンタイムを避けたいアプリケーションを運用している場合や、アップ...
計算化学

GRRM20 with Matlantis のPoCを受け付けています!

8/21開催の弊社ワークショップ に聴講をお申込みいただいたお客様の中には、「GRRM20 with Matlantis でどんなことが出来るんだろう?」「性能がどの程度なんだろう?」などとGRRM20 with Matlantisが気になってお申込みになられた方もいらっしゃるかもしれません。そのような方に朗報です!GRRM20 with Matlantis を実際に使って検証を行える有償PoC(Proof of Concept ; 概念検証)を受け付けています!1か月と3か月のPoCプランをご用意しております。PoC用途の期間限定のGRRM20 with Matlantisを購入できる、とイ...
HPC

第5世代 インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー ベンチマーク

ベンチマーク報告書(PDF)のダウンロードはこちらからどうぞ!概要2023年12月14日(日本時間15日)、第5世代 インテル🄬 Xeon🄬 スケーラブル・プロセッサー(開発コード名:Emerald Rapids)がリリースされました。「Intel 7」製造プロセスにより微細化されており、1ソケットに最大64コアを搭載可能になったことに加え、CPU間のUPI接続速度が20 GT/sに向上しました。また、コア間で共有されるLast Level Cacheの容量が320MBに拡大し、メモリアクセスを多用するAI・HPCワークロード向けに機能強化されています。さらに、新たにDDR5-5600のメモリ...
産業用コンピューティング

「IPC」で見る!第8世代から第14世代までのIntel Coreプロセッサー性能差を実測データで解説

CPUの性能向上はマルチコアやマルチスレッドなどの技術導入により多角的に進化しています。本記事では、IntelのCPUを対象に実測値に基づく性能比較を行い、IPC(Instructions Per Cycle)の向上や各世代のベンチマーク結果を解析します。CPUアーキテクチャの進化とその実際の性能を深掘りすることで、次世代のコンピューティングの方向性を見据え、システム選定に役立てることを目指しています。2024年11月公開「「IPC」で見る!最新インテル Core Ultra シリーズ 2 「Arrow Lake」の実測データを公開」はこちらCPUアーキテクチャーの進化かつては動作周波数の高速...