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HPCシステムズのエンジニア達による技術ブログ

Tech Blog

matsuo

産業用コンピューティング

高温高湿 vs PC!恒温槽試験をやってみよう!

HPCシステムズ CTO事業部では、恒温恒湿槽試験機を使用した環境試験を実施しています。本ブログではその概要を分かりやすくご紹介します。 今回の試験目的 特定のお客様向けのオリジナルシャーシに、弊社製コンピューターを組み込んだ場合を想定し、温度検証を行います。過酷な温湿度環境下における各パーツ(CPU / GPU / SSDなど)の性能を確認します。 使用する試験機 試験には、恒温恒湿槽試験機「EC-86MHPE」(日立ジョンソンコントロールズ空調製)を使用します。恒温恒湿槽試験機とは、温度と湿度を自由に調整できる装置です。これを使えば、極寒や高温多湿など、さまざまな環境を再現でき...
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Supermicroサーバー管理者必読!「SuperDoctor 5」ログ設定ガイド

ここでは、Supermicro社が提供するサーバー監視アプリ「SuperDoctor 5」のログファイル出力を制御する方法について解説します。 SuperDoctor 5 (SD5)とは? SuperDoctor 5 (SD5) は、Supermicro社が提供するハードウェアモニタリングおよび管理ツールです。同社製サーバーやマザーボードのリモート管理を効率化するために設計されています。 このツールは、システムの健康状態やパフォーマンスを監視し、迅速な問題解決やシステム管理の補助をします。例えば、CPU温度や各ファンの回転数、各電圧などのステータスを確認できます。 詳細については以下の...
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OpenVINO™ × Ubuntu × Intel GPU で加速するAI推論にチャレンジ!

前回の技術ブログでは、Windows環境でOpenVINO™を試しました。 Intel OpenVINO™でAIを加速させよう! インストール編 | HPCシステムズ Tech Blog 今回はUbuntu環境でOpenVINO™にチャレンジします。 使用したマシンは、残念ながら販売終了となってしまった産業向けワークステーション「IPC-R790PA-TR5」です。 CPU:Intel Core i9-14900K GPU:SPARKLE Intel Arc A310 ECO というハードウェア構成です。 なお、本ブログで紹介する動作環境の構築は、インターネット接...
産業用コンピューティング

「IPC」で見る!最新インテル Core Ultra シリーズ 2 「Arrow Lake」の実測データを公開

インテル Core Ultra シリーズ 2 「Arrow Lake」が発売開始 CPUの性能向上はマルチコアやマルチスレッドなどの技術導入により多角的に進化しています。本記事では、インテルのCPUを対象に実測値に基づく性能比較を行い、IPC(Instructions Per Cycle)の向上や各世代のベンチマーク結果を解析します。CPUアーキテクチャの進化とその実際の性能を深掘りすることで、次世代のコンピューティングの方向性を見据え、システム選定に役立てることを目指しています。 インテル Core Ultra (シリーズ 2) 「Arrow Lake」を追加しました。(更新:2024/...
産業用コンピューティング

インテル® 700シリーズ×Linux OS、実際の対応度は?

インテル® Z790チップセットを搭載している「IPC-R790PA-TR5」をご紹介します。このモデルで採用しているマザーボード「ASUS ProArt Z790-CREATOR WIFI」は、ASUS社の動作保証OSがWindowsのみとなっており、Linux系OSの対応は明記されていません。そこで、人気の高いLinux OS「Ubuntu 20.04 LTS」と「Ubuntu 22.04 LTS」の2パターンで検証を行いました。
産業用コンピューティング

ここで解決!Windows Updateの自動更新をストップする方法

はじめに 「Windows Updateの自動更新を止めたい。」 このようなお客様のニーズに応えるため、Windows Updateの自動更新を停止する方法をまとめました。 お客様との信頼関係を大切にし、共に情報を収集しながら、実機で確認した内容を基にご紹介いたします。 Windows Updateの自動更新とは Windows Updateは、Microsoft社が提供するデバイスを安全かつ最新の状態に保つための仕組みで、更新プログラムを自動的にダウンロードし、インストールします。 非常に有益な機能ではありますが、アップデート時に発生するダウンタイムを避けたいアプリケーションを運...
産業用コンピューティング

「IPC」で見る!第8世代から第14世代までのIntel Coreプロセッサー性能差を実測データで解説

CPUの性能向上はマルチコアやマルチスレッドなどの技術導入により多角的に進化しています。本記事では、IntelのCPUを対象に実測値に基づく性能比較を行い、IPC(Instructions Per Cycle)の向上や各世代のベンチマーク結果を解析します。CPUアーキテクチャの進化とその実際の性能を深掘りすることで、次世代のコンピューティングの方向性を見据え、システム選定に役立てることを目指しています。 2024年11月公開「「IPC」で見る!最新インテル Core Ultra シリーズ 2 「Arrow Lake」の実測データを公開」はこちら CPUアーキテクチャーの進化 かつては動作...
産業用コンピューティング

DDR5 SDRAMメモリの進化の全て:高速化・低電圧化・信頼性向上を解説

本記事では、最新のDDR5 SDRAMメモリがどのように進化し、DDR4 SDRAMメモリと比較してどのような改良が加えられたかを詳しく解説します。とくに、メモリの高速化、低電圧化、信頼性向上について詳しく見ていきます。 メモリの種類と特徴 メモリはRAM(Random Access Memory)とも呼ばれ、コンピュータが一時的にデータを保管するための重要なパーツです。コンピュータに搭載されるメモリは、大きく以下の3種類に分類されます。 Unbuffered DIMM (UDIMM) 一般的なデスクトップPCで使用されるメモリです。 ECC Unbuffered...
産業用コンピューティング

Intel OpenVINO™でAIを加速させよう! インストール編

Intel OpenVINO™とは  Intel社が無償で提供する Intel OpenVINO™は、 Intel社製のCPU, Myriad, FPGA などを最適化し、コンピューター・ビジョン、自動音声認識、NLP などのディープラーニング・パフォーマンス向上に寄与します。 ChainerやTensorFlowは学習も推論もできますが、OpenVINOは推論しかできません。 そのため、学習済みモデルを他のフレームワークで作成し、Model OptimizerでOpenVinoが扱える形式に変換する必要があります。  メリット  Intel CPU(GPU)さえあれば良い ...
産業用コンピューティング

インテル® AMT によるリモート管理

インテル® AMT によるリモート管理 (1) インテル® AMT につきまして ビジネスにおけるシステム管理の効率化を実現するテクノロジーとして、インテル®社はインテル® vPro テクノロジーを提供しています。 インテル® vProはハードウェアレベルでサポートする技術であり、下記のような機能があります。 ・インテル® VT(Virtualization Technology):仮想化の支援機能 ・インテル® TXT(Trusted Execution Technology):システムを常にトラステッドな状態に維持する機能 ・インテル® AT(Anti-Theft T...
産業用コンピューティング

最適な性能を得るために ―HALCONベンチマーク・サービスとは?

豊富な画像処理ライブラリを持つHALCONは、画像検査装置や位置計測等のマシンビジョン分野で幅広く活用されています。画像処理ライブラリには、マッチング、ブロブ解析・モフォロジー、欠陥検出、オブジェクト認識など各用途で必要とされる構成要素のオペレーター(スクリプト言語)が約2,000種類あります。各オペレーターには性能特性があり、画像処理用PCを仕様設計するうえで難しい傾向があります。オーバースペックに陥ることを避けつつ、産業用画像処理PCに求められる厳しい性能要求をクリアするうえで効果的なHPCシステムズのHALCONベンチマーク・サービスをご案内しましょう。 画像処理用PCの仕様設計の最適...
産業用コンピューティング

マシンビジョン向けハイパフォーマンス産業用PC ハードウェア性能を活かしていますか?

マシンビジョンが取り扱うデータ容量は年々巨大化するとともに、処理速度の高速化も求められています。高速な画像処理を実現するためには、ハイパフォーマンス産業用PCの採用が必須になりますが、高価なデュアルXeonプロセッサーやグラフィックスボード、グラバーボードなどを使用しても、“期待した性能を出すことが難しい”ということも多いのではないでしょうか。 そこで今回は、マシンビジョンに用いられるハイパフォーマンス産業用PCのハードウェア仕様で、性能を引き出すためのヒントをご紹介します。 ますます拡大するマシンビジョンの適用分野、ますます高まる画像処理の高速化ニーズ 半導体や自動車などの製造分野で活...
産業用コンピューティング

今、堅牢タブレットPC/業務用タブレットPC市場が熱い、サイズも機能も多彩に!

直感的なタッチ操作と見やすい画面を持つタブレット端末は、ビジネスに不可欠なツールになりつつあり、生産や建設の現場、車載など、その活用シーンは多様化しています。しかし、堅牢タブレットPC/業務用タブレットPCのバリエーションは限られており、SIerや生産設備系の技術者には、現場のニーズに合わせた“サイズ・機能が見つからない”とお考えの方も多いようです。しかし、実は今、堅牢タブレットPC/業務用タブレットPCの選択肢は、サイズ、機能ともに大きく広がっているのです。 ■業務用(産業用)「堅牢タブレットPC」製品一覧 ますます広がる産業用(業務用)タブレットPCの活用シーン これまでPDAやノー...
産業用コンピューティング

マシンビジョン分野で処理性能を向上させるために ―DDR4とDDR3のメモリー性能比較

マシンビジョン・システムに適した産業用PCは既にさまざまな分野で使われていますが、いざ実際にシステムを組んでみても思うようなパフォーマンスが出せず、オーバースペック構成になってしまい必要以上に高価なハードウェアへの買い換え等により予想外の出費を迫られるケースが少なくないようです。そのような事態を防ぎ、必要なパフォーマンスと費用対効果が得られる産業用PCを設計・選択するために知っておくべき、メモリー性能について今回は考えてみたいと思います。 マシンビジョン分野における 処理性能向上にお悩みではありませんか? マシンビジョン分野における処理性能向上の悩みをコストパフォーマンスよく解消するために...
産業用コンピューティング

産業分野における「ディープラーニング」と、その取り組み ~はじめての製品選びからハンズオン、構築まで

ここ数年、AI(人工知能)がブームになっています。グーグルが開発した「AlphaGo」が韓国のトッププロ棋士に勝利した「ニュース」を衝撃的に受け止めた方も多いと思います。AlphaGoは碁の対局に、「ディープラーニング(深層学習)」を用いたことで有名です。碁のように身近な応用例があるとはいえ、ご自身のビジネスとはまだ遠い世界だと感じている方も多いのではないでしょうか?しかし、既に多くのビジネス現場で、ディープラーニングを応用した技術が使われ始めています。 第3次AIブームを支える技術/手法のひとつ 「ディープラーニング」とは? 現在のAIブームは第3次になります。過去のAIブームとの大きな...