CPHFを解く際の積分グリッドを指定します。その指定方法はInt=Grid オプションと同じ方法です。このオプションの引数には,グリッドキーワード(Fine, UltraFine等)か直接グリッドを指定します。グリッド指定に関する詳細は Integral=Grid を参照してください。
デフォルトで用いられるグリッドは積分評価で使われるグリッドに依存します。
Integralキーワードでグリッドを指定した場合,そのグリッドがCPHFにも使われます。指定しなかった場合には,積分評価には SG1またはFine グリッドを用い,CPHFにはCoarseグリッド( (35,110)点に切り詰めたもの)が用いられます。また,積分評価にUltraFineグリッドを用いた場合には,CPHFにはSG1グリッドを用います。
電磁場摂動を求めるために振動数を読み込んで,振動数依存(frequency-dependent) CPHFを計算します。デフォルトは,静的な振動数計算です。このオプションを指定すると,入力ストリームから振動数を読み込みます。デフォルトの単位はHartreeです。他の単位を用いたい場合には,例えばcm (cm-1)やnm (wave numbers)といった単位を付け加えます。このオプションはFreqやPolarジョブにも関連します。
平衡溶媒和を用います。これは静的な摂動ではデフォルトです。
動的(非ゼロ振動数)摂動ではNonEqSolvがデフォルトです。
全ての変数に対して拡張空間(expansion space)を用います。
これは分離空間(separate space)を用いたときよりも早くなりますが,わずかに精度を欠きます。これはデフォルトです。
CPHFの各変数に対して分離空間(separate space)を用います(Simultaneousの逆です)。
実と虚の摂動を同時に取り扱います。NoXYにすると逆になり,別々に取り扱います。デフォルトは,核の摂動も求める場合には別々に取り扱い,電磁場摂動のみを求める場合には同時に取り扱います。
post-SCFグラジェント(勾配)に対してZ-Vector法[140,445,446]を用います。この方法は,Hartree-Fock2次導関数を求めていない場合に用いることができます(デフォルトです)。NoZVectorキーワードにすると,post-SCFグラジェント(勾配)に対して完全3 x NAtoms CPHFを用います。
原子軌道(AO)基底でCPHFを解きます[436,439,442,443]。これはデフォルトです。
分子軌道(MO)基底でCPHFを解きます。
simultaneousで計算する際,in-core 反転に用いる最大のreduced spaceを次元Nまでとします。これは2次レベルのDIISで解きます。デフォルトでは,メモリが許す限り大きな空間をとります。
CPHFの収束判定条件を10-Nにします。デフォルトは,CPHF=SeparateではN=9CPHF=Simultaneous(デフォルト)ではN=10です。
Canonical CPHFを解きます(デフォルト)。
SAC-CIグラジェント(勾配)を求めるためにMOD軌道微分を用います(これは配置選択で用いられます)。
平日9:30~17:30 (土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始、夏期休暇は、休日とさせていただきます。)