この方法のキーワードでは1,2電子置換を含むQuadratic CI計算を行います[72]。注意点としてはこのキーワードはQCISDのみを実行し,デフォルトでは3電子相関[556,557]は含みません(下記T参照)。
3電子寄与をエネルギーに追加した1,2電子励起Quadratic CI計算を行います[72] 。
3電子寄与をエネルギーに追加し,さらにMP4の3電子寄与を含めた1,2電子励起Quadratic CI計算を行います。 Tオプションも指定しなければなりません。
3電子および4電子エネルギー寄与を含めた[64]1,2電子励起Quadratic CI計算を行います。
T. J. Leeと共同研究者によるQ1 diagnostic[423,558]を計算します。Q1は,Coupled Cluster法の代わりにQCISD法を使って計算したときのCCSDのT1 diagnosticと類似していることに注意してください。
内殻を相関計算から取り除くことを指定する内殻固定(frozen-core)オプションはこのキーワードでも有効です。詳細についてはここの議論を参照してください。
収束条件をエネルギーで 10-N ,波動関数で 10-(N+2)にします。デフォルトはシングルポイント(一点)計算ではN=7,グラジエント計算ではN=8です。
サイクルの最大数を指定します。デフォルトは50です。
QCISDでは解析的エネルギーとグラジエント(勾配),QCISD(T)では数値的グラジエント,全ての方法で数値的振動数が計算可能です。
QCISD計算で予測されたエネルギーは最後のQCISD反復の出力中で表示されます。
DE(CORR)= -.54999890D-01 E(CORR)= -.7501966245D+02
QCISD(T)を指定したときには,上記の出力にさらに非反復3電子寄与を含めたエネルギーが続きます。
QCISD(T)= -.75019725718D+02
平日9:30~17:30 (土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始、夏期休暇は、休日とさせていただきます。)