GRRM20以降のバージョンでは、RCMC(Rate Constant Matrix Contraction)法と呼ばれる反応速度論的解析手法が利用可能で、それを複雑な反応経路ネットワークに対して適用できます。GRRM23では、逆向きの反応速度論的解析機能がRCMCに基づいて実装されました。この機能は、反応経路ネットワーク上の他の化学種から出発するすべての反応について、目的生成物の収率を予測します。この逆向きの反応速度論的解析機能を速度論ナビゲーションツールとして用いることで、量子化学的逆合成解析(QCaRA)が実施されます。QCaRA は生成物の構造をその唯一の入力として受け取ります。
■計算条件 – 量子化学計算エンジン:Gaussian16 Rev. C.01 – 計算レベル:wB97XD/sv – 探索を継続する収率閾値:0.1%以上 – 反応の寿命の閾値:86,400秒 – RCMCで速度論解析を行う温度条件:300K, 400K, 500K – 探索を打ち切るAFIR経路数:100 |
Cyclohexene (C6H10) |
■計算条件 – 量子化学計算エンジン:Gaussian16 Rev. C.01 – 計算レベル:wB97XD/sv – 探索を継続する収率閾値:0.1%以上 – 反応の寿命の閾値:86,400秒 – RCMCで速度論解析を行う温度条件:300K, 400K, 500K – 探索を打ち切るAFIR経路数:100 |
Glycine(C2H6NO2) |
■計算条件 – 量子化学計算エンジン:Gaussian16 Rev. C.01 – 計算レベル:wB97XD/sv – 探索を継続する収率閾値:0.1%以上 – 反応の寿命の閾値:86,400秒 – RCMCで速度論解析を行う温度条件:300K, 400K, 500K – 探索を打ち切るAFIR経路数:100 |
p-Hydroxyphenylacetic Acid(C8H8O3) |
平日9:30~17:30 (土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始、夏期休暇は、休日とさせていただきます。)