この出力指定キーワードを用いると,計算における様々な有用な情報を”パンチ(punch)”させる(現代の用語で言うと,別の出力ファイルにデータを送る)ことができます。この出力は,用いているOSによりますが,普通は通常の出力とは別のFortran装置出力に送られます(例えば,UNIXでは装置7はファイルfort.7に送られます)。オプションを指定することで,出力する情報を指定できます。オプションを組み合わせて出力させることも可能です。ただし,MOとNaturalOrbitalsは同時には一つしか指定できません。これらのオプションは独立であり,互いに影響しあうことはないことに注意してください。例えば,Punch(MO, Gamess) とすると,分子軌道とGamess形式のインプット情報の2つがパンチファイルに出力されますが,その際分子軌道がGamessインプット形式で出力されるわけではありません。
計算結果のサマリをパンチします。これはBrowse Quantum Chemistry Database Systemのものと同じ形式です。
タイトルセクションをパンチします。
原子番号とカーティシャン座標をGaussianで読み込むことのできる形式でパンチします。
エネルギー,カーティシャン核座標での微分, 2次微分をフォーマット6F12.8でパンチします。これは,Opt=FCCardsでの計算に適した形式です。
軌道をGuess=Cards インプット用の形式でパンチします。
(Densityキーワードで指定した電子密度に対する)自然軌道をパンチします。
Hondoインプット形式でパンチします。この形式を用いれば,他のプログラム用にも簡単に修正できるでしょう。
GAMESSインプット形式でパンチします。
自然軌道以外の全情報をパンチします。
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