ChkBasisキーワードを指定すると,基底関数系をチェックポイントファイルから読み込みます。このキーワードを用いれば,一般基底関数を使って複合ジョブを流す際,基底関数を入力ストリームに1回だけ入力すればよくなります(Genキーワードも参照)。しかし,ChkBasisは,チェックポイントファイル内に存在するどんな基底関数でも取り出し,それが元々指定されていたものかどうかにかかわらず,用いることになることに注意してください。ECPとして基底関数を指定していても取り出すことができ,その際純粋(pure)かカーティシャン関数を選ぶこともできます。
デフォルトでは, ChkBasisはチェックポイントファイルの密度フィッテング(density fitting)基底も取り出します。その他の機能については,例を参照してください。
ChkBasisを指定するときには,当然ですが基底関数キーワードは必要ありません。
CheckPointBasis, ReadBasis, RdBasisは全てChkBasisと同義です。
次のルートセクションでは,基底関数系と(もしあれば)密度フィッティング基底をチェックポイントファイルから取り出して用います:
# BLYP/ChkBasis
次のルートセクションでは,チェックポイントファイルから基底関数系だけを取り出し,密度フィッティング基底は自動的に生成したものを用います:
# BLYP/ChkBasis/Auto
次のルートセクションでは,チェックポイントファイルから密度フィッティング基底を取り出します:
# BLYP/6-31G(d)/ChkBasis
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