LSFコマンドマニュアル

lsplace


lsplace
     タスクの実行に使用できるホストを表示します

形式
     lsplace [-L] [-n minimum | -n 0] [-R res_req] [-w maximum  |
     -w 0] [host_name ...]

     lsplace [-h | -V]

機能説明
     タスクの実行に使用できるホストを表示し、これらのホストでの負
     荷を一時的に増やします (同じホストに立て続けに大量のジョブを
     送信するのを回避するため)。この膨張した負荷が時間の経過と と
     もにゆっくり減衰してから、ディスパッチされたタスクによって生
     成された実際の負荷が LIM の負荷情報に反映されます。1 つの ホ
     ストに複数のタスクを配置できることを示すため、マルチプロセッ
     サホストに対してはホスト名を複製できます。

     デフォルトでは、1 つのホスト名だけを表示します。

     デフォルトでは、LSF のデフォルトリソース要件を使用します。

オプション

     -L

     できるだけ少ない数のホストにタスクを置こうとします。これは、
     分散並列アプリケーションでのタスク間の通信コストを最小限に抑
     えるために役立ちます。


     -n minimum | -n 0

     少なくとも指定した数のホストを表示します。できるだけ多くのホ
     ストを表示するには 0 を指定します。

     必要なリソースを保持する、必要な数のホストが見つからなった場
     合には、Not enough host(s) currently eligible を出力して、状
     態 1 で終了します。


     -R res_req

     指定したリソース要件を備えたホストだけを表示します。


     -w maximum | -w 0

     指定した数までのホストを表示します。できるだけ多くのホストを
     表示するには 0 を指定します。



     host_name ...

     指定したホストに含まれるホストだけを表示します。


     -h

     コマンドの使用法を標準エラー出力に出力して終了します。


     -V

     LSF のリリースバージョンを標準エラー出力に出力して終了 し ま
     す。

使用例
     lsplace は、通常、ホスト名を選び出して他のコマンドに渡すため
     に、バッククォートの中で使用されます。次の例では、プログラム
     を実行する軽負荷状態の HPPA-RISC ホストを表示するためにコ マ
     ンドを発行します。


     run -m 'lsplace -R hppa' myprogram

     -w と -n のオプションを結合して、それぞれ、返すプロセッサ の
     上限と下限を指定します。たとえば、コマンド lsplace -n 3 -w 5
     では、3 から 5 つのホスト名を返します。

関連項目

     lsinfo(1), ls_placereq(3), lsload(1), lsrun(1)

診断
     使用可能なホストが不足する場合には、lsplace は 1 を 返 し ま
     す。 LSF で問題が検出された場合には、終了状態は -10 です。そ
     の他のエラーでは -1 であり、エラーがない場合には 0 です。
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