VASPは、密度汎関数法による平面波・疑ポテンシャル基底を用いた第一原理電子状態計算プログラムパッケージです。結晶や無機固体の周期境界条件を用いた計算が可能です。
HPCシステムズでは以前から、材料科学分野のお客様の利便のため、VASPベンチマークライセンスを導入しております。先ごろリリースされましたVASP 5.2についてもご利用可能で、お客様のシステム選定やベンチマーク取得にと、大変ご好評を頂いております。
VASPベンチマークライセンスの利点とは
- ライセンスをまだお持ちでなくても、弊社のライセンスを使って検証ができます。
もちろん結果のファイルも引き渡しが可能です。
- ベンチマークを取得する場所は弊社内に限定されません。お客様のサイトでも可能です。
(但し、マシン環境が整っている必要はあります。詳しくはご相談下さい)
- ファイルのアクセス権などについては、正規ライセンスと同等の扱いを受けているため、ソースコードやポテンシャルデータも最新版はもとより、従来のバージョンについてもご用意ができ、確実な評価が可能となります。
- 評価レポートや結果ファイルと共に、開発元から正規ライセンスによるものである証明を添付することができます。
制限事項
ただしベンチマークライセンスの利用に関して下記のような制約がございます。
- 評価目的に限られます。計算結果の成果利用は出来ません。
- ソースコードの開示は出来ません。
- 評価に用いた実行ファイルやポテンシャルデータは、確実に削除することが求められます。
- 現状では、INCAR, KPOINTS 等の入力ファイルは、公開されているものを除き、ご用意をお願いしております。