Link 0コマンド一覧

このセクションでは,全てのLink 0コマンドを掲載してあります。Link 0コマンドはオプションであり,ルートセクションの前に置きます。スクラッチファイル命名コマンドに関するより詳細な説明についてはこのページを参照してください。

Link 0コマンドの長さは500文字までに収まるようにしてください。

%Mem=N

動的メモリ量をN ワード (8N バイト)まで用います。デフォルトは6MWです。Nには次の単位を用いることができます:KB, MB, GB, KW, MB, GW

%Chk=file

チェックポイントファイルの場所と名前を指定します。

%RWF=file

単独リード‐ライトファイルの場所と名前を指定します(旧形式)。

%RWF=loc1,size1,loc2,size2, ...

リード‐ライトファイルを複数のディスク(あるいはファイルシステム)に分割する形式の指定法です。保存場所とその場所での最大分割ファイルサイズを順に指定します。各sizeのデフォルト単位はワードです。この値は,KB, MB, GB, KW, MW, GWで単位を指定することもできます(間にスペースを入れないようにしてください)。サイズ指定を-1にすると利用可能な領域を可能なだけ利用し,0にすると存在している分割ファイルが現在のサイズのままで維持されるようにします。場所の指定はディレクトリか,完全パスで行います。ディレクトリ指定では末端にスラッシュ(UNIXシステムの場合)が必要であることに注意してください。

%Int=spec

2電子積分ファイルの場所と名前を指定します。 specはリード‐ライトファイルのものと同じ形式です(上述)。

%D2E=spec

2電子積分微分ファイルの場所と名前を指定します。 specはリード‐ライトファイルのものと同じ形式です(上述)。

%KJob LN [M]

Link NがM回実行された場合にはプログラムを中止するようにします。例えば,%KJob L502 2 とすると,2回目のLink 502を実行した後にプログラムを終了させます。Mは省略することもできます。Mのデフォルトは1です。

%NProcLinda=N

Nプロセッサを用いて分散メモリ型並列計算を実行します。これはある種の計算機環境だけで実行可能であり,Gaussianはこの並列処理が実行可能です。並列計算機環境では,実行時に用いるプロセッサの数は通常Default.Routeファイルで設定されており,%NProcLinda Link 0コマンドを用いてそのシステムでのデフォルト値を上書きすることもできます(例えば,デフォルトが4プロセッサである場合に,1プロセッサでのデバックジョブを実行する等)。%NProcLindaを設定せず,Default.Routeファイルでもデフォルト値が設定されていない場合には,1プロセッサになります。Note: 以前のバージョンで使われていた%NProcコマンドは廃止されました。

%NProcShared=N

SMPマルチプロセッサ計算機で共有メモリ型並列計算をNプロセッサ用いて実行します。これは,ある種の計算機環境だけで実行可能であり,Gaussianはこの並列処理を実行することができます。並列計算機環境では,実行時に用いるプロセッサの数は通常Default.Routeファイルで設定されており,%NProcShared Link 0コマンドを用いてそのシステムでのデフォルト値を上書きすることもできます(例えば,デフォルトで4プロセッサ用いるようになっている場合に,デバックジョブを1プロセッサで実行する等)。%NProcSharedを設定せず,Default.Routeファイルでもデフォルト値が設定されていない場合には,1プロセッサを用いて計算します。

%Save

計算終了時にスクラッチファイルを保存するようにします。デフォルトでは,ファイル名が設定されていないスクラッチファイルは全て削除され,ファイル名のついたスクラッチファイルは全て計算正常終了時に保存されます。

%NoSave

計算終了時にスクラッチファイルを削除します。これには,このコマンドより前にファイル名を設定したファイルも含まれます。つまり, %NoSaveより前にファイル名指定コマンドがある場合,そのファイルは保存されません。しかし,%NoSaveコマンドより後にファイル名指定%コマンドがある場合,そのファイルは保存されます。

例えば,Link 0コマンドで チェックポイントファイル名とリード‐ライトファイルのファイル名と場所を指定していた場合,Gaussianジョブの終了時にはチェックポイントファイルだけが保存されることになります:

%RWF=/chem/scratch2/water	ここのファイルは削除されます
%NoSave
%Chk=water            ここのファイルは保存されます

%Save%NoSaveの両方が指定された場合,インプットファイルで最後に現れたオプションが優先されます。

%Subst LN dir

別ディレクトリの実行ファイル(.exe ファイル)をリンクとして実行するようにします。例えば,%SUBST L913 /user/chemとした場合,デフォルトの実行ファイル($g03rootにある実行ファイル)の代わりに,/user/chem/l913.exe を実行します。ディレクトリ指定は,用いているマシンでの通常のフォーマットに従います。ディレクトリだけが指定された場合,ファイル名は標準形式 lnnnn.exe(nnnnはリンク番号)となります。

  • キャンペーン情報
    現在開催されているお得なキャンペーン情報はこちらから。
    詳細
  • ご購入前のお問合せ
    フォームにご入力いただければ後ほど営業よりご連絡させていただきます。
    詳細
  • 見積り依頼
    フォームにご入力いただければ後ほど営業よりご連絡させていただきます。
    詳細
CONTACT

お問い合わせ

お客様に最適な製品をご提案いたします。まずは気軽にお問い合わせ下さい。
075-353-0120

平日9:30~17:30 (土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始、夏期休暇は、休日とさせていただきます。)