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第1章 Gaussian&GaussView入門
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GaussianとGaussViewを用いた計算における、一連の操作の流れを説明致します。
まず、GaussViewで計算したい分子を作成し、続いてGaussViewで計算条件を設定すると、Gaussian入力ファイルが作成されます。
もしGaussViewと同じコンピュータにGaussianがインストールされていれば、GaussView上から直接Gaussian計算を実行することができます。計算完了後は、GaussViewでその計算結果をグラフィカルに表示することができます。
またリモートサーバにGaussianがある場合、手元のPCのGaussViewで作成したGaussian入力ファイルをリモートサーバにアップロードし、リモートでGaussian計算を行います。計算が完了したら、Gaussian出力ファイルを手元のPCにダウンロードし、手元のPCのGaussViewで計算結果を閲覧します。
それでは実際にアスピリン分子を作成しましょう。
まず環のテンプレートからベンゼンを選択し、View Windowにベンゼンを配置します。
次に、置換基のテンプレートからCOOH基を選択し、ベンゼンの水素原子をクリックすると、水素原子がCOOH基に置換され、安息香酸ができます。
エネルギーが正しい値であることが確認できたら、次に最適化構造を確認しましょう。Main Windowの?マークのアイコンはInquireボタンと呼ばれ、このボタンを押すと、分子の構造パラメータを確認することができます。
Inquireボタンを押したら、結合距離を調べたい2原子を順にクリックして下さい。すると、View Windowの左下に水色でハイライトされた原子間の距離が表示されます。
この状態で別の原子をクリックしてみましょう。すると今度は、原子1-2-3のなす角度が表示されます。
さらにこの状態で、もう1原子クリックしてみましょう。すると、原子1-2-3-4のなす二面角が表示されます。二面角とは、原子1-2-3が作る平面と原子2-3-4が作る平面の間になす角のことです。二面角については、3-2節で改めて触れます。
また、何も無い所をクリックすると、水色のハイライトがリセットされるので、別の原子間の距離・結合角・二面角を調べることができます。




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