LSFコマンドマニュアル

lshosts


lshosts
     ホストとその静的リソース情報を表示します

形式
     lshosts [-w | -l] [-R "res_req"] [host_name |  cluster_name]
     ...

     lshosts -s [shared_resource_name ...]

     lshosts [-h | -V]

機能説明
     ホストの静的リソース情報を表示します。

     デフォルトでは、次の情報を返します。ホスト名、ホストタイプ、
     ホストモデル、CPU 係数、CPU の数、合計メモリ、合計スワップス
     ペース、ホストがサーバホストであるかどうか、および静的リソー
     ス。ローカルクラスタ内の全ホスト、およびローカルクラスタが認
     識する等価なリモートクラスタ内の全ホストの情報を表示します。
     lsf.cluster(5) を参照してください。

     -s オプションを指定すれば、静的共有リソース、およびそれら に
     関連するホストの情報を表示します。

オプション

     -w

     ホスト情報をワイドフォーマットで表示します。各フィールドは切
     り捨てなしで表示されます。


     -l

     ホスト情報を長い複数行フォーマットで表示します。デフォ ル ト
     フィー ル ドに加えて、最大 /tmp スペース、ローカルディスクの
     数、リモートジョブの実行優先順位、負荷しきい値、および 実 行
     ウィンドウの情報を表示します。


     -R res_req

     リソース要件式を満足するローカルクラスタ内のホストの情報だけ
     を表示します。リソース要件の詳細については、lsfintro(1) を参
     照してください。リソース要件文字列の最大サイズは 512 バイ ト
     です。

     LSF は、静的または動的な外部負荷インデックスを含めて、すべて
     の負荷インデックスでのリソース要件の順序付けをサポートしてい
     ます。



     host_name ...| cluster_name ...

     指定したホストとクラスタの情報だけを表示します。クラスタの名
     前の代わりに、クラスタに属するホストの名前が表示されます。複
     数のホストやクラスタを指定するときには、引用符を使用しないで
     ください。


     -s [shared_resource_name ...]

     指定したリソースの情報を表示します。これらのリソースは、ロー
     カ ル クラスタで設定された静的共有リソースであることが必要で
     す。次の情報を返します。リソース名、リソースの値、およ び リ
     ソースの場所。共有リソースを指定しない場合には、すべての共有
     リソースの情報を表示します。


     -h

     コマンドの使用法を標準エラー出力に出力して終了します。


     -V

     LSF のリリースバージョンを標準エラー出力に出力して終了 し ま
     す。

出力
     ホストベースのデフォルト

     次のフィールドを表示します。


     HOST_NAME

     ホストの名前。ホスト名は、長すぎる場合には切り捨てられます。


     type

     ホストタイプ。ホストタイプは、長すぎる場合には切り捨てられま
     す。

     LSF MultiCluster 環境では、リモートクラスタのホストのホス ト
     タ イ プ が ローカルクラスタに定義されていない場合には、type
     フィールドに unknown と表示されます。


     model


     ホストモデル。ホストモデルは、長すぎる場合には切り捨てられま
     す。

     LSF MultiCluster 環境では、リモートクラスタのホストのホス ト
     モ デ ル がローカルクラスタに定義されていない場合には、model
     フィールドに unknown と表示されます。


     cpuf

     CPU 係数。CPU 係数は、CPU 速度の相違が考慮されるよう に  CPU
     負 荷値を調整するために使用されます。高速な CPU ほど、大きな
     CPU 係数となります。

     unknown ホストタイプを持つホストの CPU 係数は 1.0 です。


     ncpus

     CPU の数。


     maxmem

     合計メモリ。


     maxswp

     合計スワップスペース。


     server

     ホストがサーバホストである場合には "Yes"。


     RESOURCES

     リソース名によって示される使用可能な論理リソース、および外部
     数値と文字列の静的リソースの値。外部静的リソースの設定方法に
     ついては、lsf.cluster(5)lsf.shared(5) を参照してく だ さ
     い。

     リモートクラスタのホストに関連付けられた論理リソースだけが表
     示されます (ローカルにも定義されている場合)。

  ホストベースの -l オプション
     上記のフィールドに加えて、-l オプションを指定 す る と 次 の
     フィールドも表示されます。



     ndisks

     ローカルディスクの数。


     maxtmp

     ホスト上に設定された最大 /tmp スペース (メガバイト単位)。


     rexpri

     リモート実行の優先順位。


     RUN_WINDOWS

     他のホストからの負荷を共有するためにホストがオープンされてい
     る時間。(lsf.cluster(5) を参照)。


     LOAD_THRESHOLDS

     対話型ジョブをスケジューリングするためのしきい値。負荷しきい
     値が超えられた場合には、ホスト状態は "busy" に変更されます。
     lsload(1) を参照してください。

  リソースベースの -s オプション
     静的共有リソースを表示します。各行は、静的共有リソースのため
     の値と関連するホストを提供します。静的共有リソースの設定方法
     については、lsf.shared(5)lsf.cluster(5) を参照してくださ
     い。

     次のフィールドが表示されます。


     RESOURCE

     リソースの名前。


     VALUE

     静的共有リソースの値。


     LOCATION

     静的共有リソースに関連付けられているホスト。


関連項目
     lsfintro(1),  ls_info(3),  ls_policy(3),  ls_gethostinfo(3),
     lsf.cluster(5), lsf.shared(5)
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