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インテル® マネジメント・エンジン等の脆弱性への対策のご案内

インテルは、インテル® マネジメント・エンジン(ME)、インテル® サーバー・プラットフォーム・サービス(SPS)、および、インテル® トラステッド・エグゼキューション・エンジン(TXE)を使用する一部のシステムに対し、ファームウェアを強化する目的でセキュリティ通知(INTEL-SA-00086)提示しました。これにより、インテルはこのリスクがプラットフォームに影響を与える可能性のあるセキュリティ上の脆弱性を特定しています。 お使いのシステムが当該脆弱性を抱えているかどうかは、インテルの Intel-SA-00086検出ツール を用いて検出できます。また、下表をご覧頂いて該当製品であるかどうかをご確認いただけます。  本脆弱性を対策するには、各製品の最新のBIOS(修正の含まれているバージョン2.0以降である必要があります)にアップデートする必要がございます。以下では、BIOS入手方法と、その適用手順をご案内いたします。

弊社対象製品とそれぞれのBIOSの入手ページ

インテル® Xeon® プロセッサー E3-1200 v5 & v6 ファミリー搭載製品

製品BIOS入手ページ(※製品ごとに異なります)
HPC2000-XSL104R1S修正BIOSページへのリンク
HPC3000-XSL106R1S更新日時点で修正BIOSは未公開です。公開次第、このページでご案内いたします。
HPC3000-XSL108FS12R2S修正BIOSページへのリンク
HPC3000-XSL108TS-Silent修正BIOSページへのリンク
HPC3000-XSLGPU2R1S更新日時点で修正BIOSは未公開です。公開次第、このページでご案内いたします。
HPC3000-XSLGPU2R1S-DL更新日時点で修正BIOSは未公開です。公開次第、このページでご案内いたします。
HPC5000-XSL216FS24R2S修正BIOSページへのリンク
HPC5000-XSL216FS36R4S修正BIOSページへのリンク
HPC5000-XSL216TS-D8修正BIOSページへのリンク
HPC5000-XSL216TS-Silent修正BIOSページへのリンク
HPC5000-XSL224R1S修正BIOSページへのリンク
HPC5000-XSL224R2S修正BIOSページへのリンク
HPC5000-XSL2UQuad修正BIOSページへのリンク
HPC5000-XSLGPU4R1S更新日時点で修正BIOSは未公開です。公開次第、このページでご案内いたします。
HPC5000-XSLGPU4R1S-DL更新日時点で修正BIOSは未公開です。公開次第、このページでご案内いたします。
HPC5000-XSLGPU4R1S-NVL更新日時点で修正BIOSは未公開です。公開次第、このページでご案内いたします。
HPC5000-XSLGPU4TS修正BIOSページへのリンク
HPC5000-XSLGPU4TS-DL修正BIOSページへのリンク
HPC7000-XSL448R2S更新日時点で修正BIOSは未公開です。公開次第、このページでご案内いたします。

インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー対応製品

製品BIOS入手ページ(※製品ごとに異なります)
HPC2000-XSL104R1S修正BIOSページへのリンク
HPC2000-XSL104TS-Silent修正BIOSページへのリンク

BIOSの入手~適用手順

● 上記表から該当製品の修正BIOSページを開きます。製品毎にBIOS入手ページが異なりますのでご注意ください。

● ページ内でBIOSと書かれているリンクをクリックします。

● 中央の枠内のBIOS File Name:の右に、製品に該当するBIOSファイル入手に進むリンクがありますので、そのリンクをクリックしてください。

● End User License Agreementが表示されますので、確認いただき、同意の上、ページ一番下にある [ACCEPT] ボタンをクリックしてください。BIOSがzip形式でダウンロード開始されます。

● ダウンロードしたzipを解凍しますと、アップデートに必要な各種ファイルと、Readmeが出てきます。Readmeにはアップデート手順などが英語で記されています。以下では、HPC5000-XSL224R2SについてのBIOSアップデート手順を記します。

  • (1)空のUSBメモリを用意します。USBメモリ内に x11フォルダを作成し、その中にzipファイルの中身をコピーします。
  • (2)zipファイルの中身に「X11」で始まる名前のファイルがありますので、そのファイル名をメモしておきます(下記(5)で用います)。
  • (3)BIOSアップデートを行うマシンにUSBメモリを挿し、その状態でそのマシンの電源をONにします。
  • (4)Delキーまたは F11 キーを押して、Boot Device選択画面を表示します。Boot Device に「UEFI: Built-in EFI Shell」を指定してEnterを押し、起動させます。
  • (5)次を入力します。

fs0:
cd FS0:\x11
flash.nsh X11DPU7.B29(赤文字部分は製品によって異なります。これはHPC5000-XSL224R2Sでの例です。フォルダ内のX11~ファイル名に応じて読み替えてください)

すると、BIOSの初期化とStartup.nshファイルの作成が行われます。完了後は自動的にRebootします。

(6)Delキー または F11 キーを押して、Boot Device選択画面を表示します。Boot Device に「UEFI: Built-in EFI Shell」を指定して起動させます。

(7)Startup.nshにより、BIOSのアップデートが始まります。3,4分ほどかかります。

---------------------------------------------------------------
WARNING :System must power-off to have the changes take effect!
(略)
Moving FS0:\a.nsh -> FS0:\Startup.nsh
---------------------------------------------------------------

と表示されれば、アップデートは完了です。電源をOFFにして、USBメモリを抜いて下さい。 【ご注意】アップデート完了後もUSBメモリ内にStartup.nshは残ったままです。異なる型番マシンのBIOSアップデートを行う際は、あらかじめStartup.nshを削除して下さい。

(8)電源ON後は、BIOSの設定が必要です。次のように設定下さい。

  1. 電源をONにします。
  2. 「DELキー」を押してBIOS設定画面に入ります。
  3. 「Save & Exit」画面に移動します(キーボードの← →キーを使用ください)。
  4. 「Restore Defaults」にカーソルを合わせて「Enterキー」を押し下げます。これによりBIOS項目の設定値が規定値に戻ります。
  5. 「Main」画面に移動します。
  6. 「System Date」「System Time」に現在の日時を設定します。
  7. 「Advanced」の中にある「Boot Feature」画面に移動します。
  8. 「Quiet Boot」を Disabled に設定します。
  9. 「Wait For “F1” If Error」を Disabled に設定します。
  10. 「Restore on AC Power Loss」を Stay Off に設定します。
  11. 「Advanced」の中にある「CPU Configuration」画面に移動します。
  12. 「Hyper-threading」を Disabled に設定します。
  13. 「Advanced」の中にある「PCIe/PCI/PnP Configuration」画面に移動します。
  14. 「Maximum Read Request」を 1024 Bytes に設定します。
  15. 「Load Onboard LAN 2 Option ROM」をEnabledに設定します。
  16. 「Event Logs」の中にある「Change Smbios Event Log Settings」画面に移動します。
  17. 「When Log is Full」を Erase Immediately に設定します。
  18. 「Save & Exit」画面に移動します。
  19. 「Save Changes and Reset」にカーソルを合わせて「Enterキー」を押し下げます。これにより以上のBIOS項目設定値が保存され、再起動します。
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