サイエンスクラウド
GPU
ライセンス取得・サーバー構築が不要! NVIDIA GPU A100搭載
クラウド環境を
“手軽に本格利用”!

GPUクラウド環境が
日額
110,000
から利用可能

サイエンスクラウド GPUとは

高速と高精度を両立させたNVIDIA GPU A100搭載クラウドサービスです。
ライセンス取得やサーバー構築は不要。
日割りでのご契約で、すぐに計算化学環境を利用可能です。

サイエンスクラウドの特長

POINT01

POINT 01

ハードウェア調達と
計算化学ソフトの
ライセンス取得も不要!

POINT02

POINT 02

セットアップ不要で
動作確認済み環境を提供
すぐに計算をスタート!

POINT03

POINT 03

システム運用管理はお任せ!
堅牢なパブリッククラウドを利用

電気自動車などに搭載される全固体リチウム二次電池をはじめ
多種多様な機能性素材・材料の研究開発に活用可能です

ソフトウェアとクラウドサービスを最適化

Science Cloud GPUはNVIDIA製GPU(Graphics Processing Unit)をベアメタル・インスタンス上で実行させ複雑なAIモデルや機械学習システムなどを高速化するOCI HPC上で計算環境を利用できるサービスです。HPCシステムズの高いインテグレーション技術を駆使し、クラウド環境と計算ソフトウェア双方の性能を最大限に引き出します。
ベンチマークではGPU化したニューラルネットワーク力場を用いて分子動力学シミュレーションの高精度化を可能にしたアドバンスソフト社の分子動力学計算ソフトウェア「ニューラルネットワーク分子動力学システム Advance/NeuralMD」をインテグレーションし、従来の260倍のパフォーマンスを達成しました。
ライセンス取得・サーバー構築不要で、高速・高精度という特長を持つクラウド環境をご提供いたします。

ニューラルネットワーク分子動力学システム
Advance/NeuralMD

「ニューラルネットワーク分子動力学システム Advance/NeuralMD」はアドバンスソフト社が提供する分子動力学計算ソフトウェアです。
GPU化したニューラルネットワーク力場を用いることで、従来の分子動力学シミュレーション手法が抱える様々な課題を解決し、分子動力学シミュレーションの高速化・高精度化を可能にします。
  • 第一原理計算よりも高速かつ既存の分子動力学計算よりも高精度
  • 未知の材料、未知の添加元素など、既存の力場が無いものも取り扱い可能
  • 研究者の勘や経験に依存しない、システマティックなシミュレーションを実現

Oracle Cloud Infrastructure
(OCI)

「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」はオラクルが提供する優れた可用性・拡張性・安全性を有するクラウド・インフラストラクチャ・プラットフォームです。
スモールスタートで始められ る仮想マシン環境から、高い性能を必要とするシステムに向けたベアメタル環境まで、あらゆるビジ ネス要件を満たすインフラ機能セットを備えています。
  • 迅速な立ち上げと拡張性に優れたコンピュート
  • 多彩なデータ保管のニーズに優れたコストパフォーマンスで応えるストレージ
  • より高速でより安全・堅牢なセキュリティを両立するネットワーク
  • データベース、セキュリティ、分析、AIなどの高度な運用・管理サービス
  • NVIDIA製GPU(Graphics Processing Unit)をベアメタル・インスタンス上で実行、複雑なAIモデルや機械学習システムを高速化

HPCシステムズのインテグレーション技術による最適化

HPCシステムズは長年の科学技術計算やディープラーニング環境構築から獲得した経験によって、高性能・高品質のビルド(ソフトウェアセットアップ)を提供しています。
Science Cloud OCIではこのシステムインテグレーション技術を駆使し、ソフトウェアとインフラ双方の性能を最大限引き出すことに成功しています。

硫化物系リチウム固体電解質Li10GeP2S12(以下、LGPS)は、高いリチウムイオン伝導率を有することから、電気自動車などに搭載される全固体リチウム二次電池の固体電解質として注目を集めている材料です。実用上で十分な出力を有する全固体リチウム二次電池を作成するためには、高いリチウムイオン伝導率を持つ固体電解質が必要であり、そのような物質を探索するために分子動力学シミュレーションによるリチウムイオン伝導率の計算が広く行われています。 このLGPSを対象に、32個のGPUを搭載したOCI上で、Advance/NeuralMDのGPU化されたニューラ ルネットワーク力場が使用できるよう、HPCシステムズのシステムインテグレーション技術で最適化 を図り、OCIおよびAdvance/NeuralMDの性能を最大限に引き出し、計算を実行しました。
計算の結果、分子動力学シミュレーションの実行速度を最大で約260倍注)に高速化することに成功、加えて、1ナノ秒の分子動力学シミュレーションをLGPSの98000原子系に対して実施した場合、約15時間という実用的な時間で約10万原子の大きなモデルのイオン伝導率を計算することができました。