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HPCシステムズがセットアップするRHEL系OSの特徴

セットアップ可能なRHEL系OSの概要

2024年3月11日時点で最新の、弊社検証済みでセットアップ可能なRHEL系OSはRHEL/AlmaLinux/Rocky Linux 8.9です。9.x系については機能性・安定性等の観点を考慮し、準備を慎重に進めている状況です。

System Integration Pack(SIP)構成のRHEL 8系OSへ組み込み済みのソフトウェア/設定

SIP構成でのRHEL系OSの出荷時には、利用可能な関連機能を可能な限り多く盛り込むようにするべく、次のソフトウェアの組み込み済みです。
・弊社検証時点で最新バージョンのカーネル
・弊社計算機で多用される各種デバイスのための最新ドライバ
・お客様からインストール要望の多かったライブラリ群、ヘッダファイル群、ツール群
・再ログインすることなくその場でシェル環境を切り替え可能とするツール
・搭載CPUコアをフル活用して高速にファイル圧縮・展開を行えるツール

また、OSに対しては性能・安定性・利便性を高めるべく次表の設定を実施済です。

名称 利点 概要
CPUの性能重視型周波数制御 速度 CPU性能を最大限引き出させるようにCPU動作周波数制御を設定しています。
不要サービスの停止 速度 科学技術計算用途で一般に不要と考えられるサービス群を停止させています。
SSHデーモンのレスポンス重視設定 即応性 不要な機能による待機を抑止するようにSSHデーモンを設定しています。
長時間連続演算で引きおこされるカーネルパニックの抑止 安定性 割り込み出来ない状態でユーザースレッドが長時間稼働してもカーネルパニックを起こさないように設定しています。
キャプチャーカーネル用メモリの自動確保 安定性 カーネルパニック時の原因究明に役立つカーネルメモリデータを保存できるように、Linuxに対して予め必要なメモリ領域を自動的に確保させています。
メモリ無制限確保可能設定、スタック無制限確保可能設定 利便性 大容量のメモリをシームレスに確保してお使いいただけるように、ユーザープロセスが占有出来るメモリ量を「無制限」に設定しています。
※実際に確保出来るメモリ量は物理メモリ搭載量によって制限されます。
RPMのオフラインインストール可能化 利便性 インターネットに繋がっていないオフライン状態でもdnfコマンドで弊社規定バージョンのRPMを追加インストール可能にしています。
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