このキーワードを指定すると,計算が正常終了していればその計算結果をサイトアーカイブ(ジョブ結果データベース)に保存します。アーカイブファイルの位置はGAUSS_ARCHDIR環境変数で指定します。Testキーワードを指定すると,自動アーカイブを行わなくなります。その場合でも,アーカイブエントリーは出力ファイルの最後に表示されます(必要に応じて後でその内容を取り出すことができます)。NoTestはArchiveと同義です。
ただし,すべてのジョブタイプでアーカイブされるわけではありません。アーカイブされるかについては個々のキーワードを参照してください。また,アーカイブ処理は,IOpキーワードを用いて内部プログラムオプションを指定した場合には,デフォルトで無効になります。Archiveキーワードを指定しておけば,アーカイブを有効にするように戻せます。
アーカイブ内容のサンプルを示します。これはGaussian 03 出力ファイルの最後に表示されます。
1\1\GINC-JANIS\SP\RHF\STO-3G\H2O1\MJFRISCH\24-Oct-2004\0\\#T TEST
POP=NONE\\Water single point energy\\0,1\O\H,1,1.\H,1,1.,2,120.\\V
ersion=IBM-RS6000-G03RevA.1\HF=-74.9490523\RMSD=5.447e-04\PG=C02V
[C2(O1),SGV (H2)]\\@
アーカイブエントリーの各行は単語が途中であろうと改行されます。アーカイブエントリー内のフィールドはバックスラッシュ《訳注:日本語環境では¥(円)マーク》で区切られ,セクションは複数のバックスラッシュにより区切られます。アーカイブエントリーの終わりはアットマーク(@)です。アーカイブエントリーには,サイト・ユーザー名・日付・計算に用いたプログラムのバージョンや,ジョブのルートセクションとタイトルセクションが記録されます。また,分子指定あるいは最適化構造と,計算結果の要点も記憶されます。ただし,これらの値から簡単に再計算できるような量(例えば,振動数計算での熱化学データ等)は保存されません。
アーカイブが不可能なジョブに対しては,
次のような行が出力ファイル中アーカイブエントリーが表示される場所に出力されます。
This type of calculation cannot be archived.
平日9:30~17:30 (土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始、夏期休暇は、休日とさせていただきます。)