たった1つの分子をインプットするだけで、そこから生成されうるすべての生成物やそれを生成しうるすべての反応物、そしてそれらすべての反応経路を自動的に探索できる、それがGRRM。触媒設計、材料スクリーニングなどさまざまな分野で活用できます。
インプット | アウトプット | |
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安定構造の数 (反応物・生成物・中間体) | 素反応の数 | |
acetic acid CH3COOH | 121 | 848 |
propionic acid C3H2O2 | 207 | 1,114 |
methyl nitrate CH3NO3 | 676 | 4,835 |
lactaldehyde C3H6O2 | 1,366 | 10,103 |
従来のGRRMプログラムではたかだか10原子の分子の反応経路の探索であっても、計算時間が1年かかることがありました。GRRM-Basic で用いている NeoGRRM方式 では新アルゴリズムの導入とノード間並列計算への対応により、わずか10日で計算ができるようになりました。探索条件を指定して高速化するさまざまなオプションも従来のプログラムと同様に利用できるため、100原子前後の分子の反応が、実用的な時間で網羅的に計算できます。