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技術情報

HPCシステムズからHOTな技術・科学ニュースをお届けします。HPC技術情報



2012/05/21【科学ニュース】  nVIDIA社のCoolアイテム
高度科学技術計算において東工大のTSUBAME2.0で顕著な成果を生み出している技術の一つは、GP/GPUと言われる技術です。nVIDIA社はOpenCLという環境と共に一般ユーザの方向けにGPUとは何なのかを分かりやすく表現しています。

2012/05/18【科学ニュース】  超伝導の本当のスゴさ
NIMSが「超伝導」を、今までにないレベルで分かりやすく、映像化しました。 特に、液体窒素の中で、永遠に続く電気の流れが見える「超伝導物質の輪」は必見!
接合が難しい超伝導物質を、今回NIMSが輪にすることに成功しました。 ( 前篇 後編

2012/05/17【科学ニュース】  木星の核の質量を予測する
DFT-MD法を用いた木星の核の質量を求める理論研究が発表されています。

2012/05/16【科学ニュース】  分子動力学の結果解析:動径分布関数
分子シミュレーションにおいてもっとも大切なことの一つにトラジェクトリの解析が挙げられます。溶媒環境における 粒子の広がりを示す「 動径分布関数」を計算している論文を示します。


2012/05/15【科学ニュース】  nanoniele
牧岡良和博士が作成された化学者・科学者のための略語一覧サイトです。

2012/05/14【科学ニュース】 新型インフルエンザの研究と臨床応用
理化学研究所の石川智久 上級研究員(横浜研究所 オミックス基盤研究領 域)による一般の方向けの研究発表です。2009年(平成21年)、世界的流行を引 き起こし、18,000人以上の死者を出した"新型"インフルエンザ(A/H1N1 pdm 2009)は、わが国でも社会的に大きな問題となりました。国内で最初のインフル エンザ(A/H1N1 pdm 2009)感染者が見つかったのは2009年5月9日で、9月頃から 感染者数が急速に増加し11月末にはピークに達しました。石川智久 上級研究員 らは、2009年から2010年にかけて感染拡大したインフルエンザウイルスの遺伝子 変異解析を行い、感染拡大に至った原因を遺伝子レベルで解明することに挑戦し ました。その結果、感染初期と感染ピーク時では、インフルエンザウイルス遺伝 子の変異パターンが異なることが分かり、国内に持ち込まれたインフルエンザウ イルスの源が別物であることが判明しました。その発見は、Jean-Étienne Morlighem et al. PLoS ONE, 6(4), e18956, 2011に発表されました。
現在、世界中が最も危惧しているのは、高病原性鳥インフルエンザH5N1亜型ウ イルスの人間への感染拡大です。人間に感染した場合、致死率は60%以上である と報告されています。わが国で感染拡大すれば、2009年に世界大流行したインフ ルエンザとは比較にならないほど、社会および経済活動に対して重大な打撃を及 ぼしかねません。今からその対策に着手することは極めて重要であり、こうした 社会のニーズに応えるため、文部科学省の「感染症研究国際ネットワーク推進プ ログラムJ-GRID」の中で、高病原性インフルエンザH5N1亜型ウイルスの迅速検出 キットの開発を鋭意進めています。

2012/05/11【科学ニュース】 「ゲルマノン」の合成・単離に初めて成功
独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、安定な有機化合物であるケトンの炭素原子をゲルマニウム(Ge)に置換したヘビー級ケトン「ゲ ルマノン」の合成・単離に初めて成功し、ケトンにはない反応性を見いだしました。
これは理研基幹研究所(玉尾皓平所長)機能性有機元素化学特別研 究ユニットの玉尾皓平ユニットリーダー、松尾司副ユニットリーダー(JSTさきがけ「新物質科学と元素戦略」研究者)、李良春(リ・リアンチュ ン)特別研究員らと、先端技術基盤部門物質評価チームの橋爪大輔専任研究員、京都大学大学院工学研究科分子工学専攻の田中一義教授、笛野博之助教 の研究グループによる成果です。
ケトン(R2C=O、Rは炭素置換基)は化学工業や生態系で中心的な役割を果たす有機化合物で、炭素原子と酸素原子との間に安定した二重結合を 形成しています。この炭素(原子量 12.01)を、元素周期表上で同じ列(14族)に属している重い元素のケイ素(Si、原子量28.09)やゲルマニウム(Ge、原子量72.64)に置き換えると、ヘビー級ケトン「シラノン(R2Si=O)」や「ゲルマノン(R2Ge=O)」になります。これらは、化学結合の仕組みを探る基礎科 学の面だけでなく、実用化の面でも多くの知見を与えると期待されてきました。しかし、ケイ素やゲルマニウムの不飽和結合が不安定かつ他分子と反応 しやすいため、これまでに合成・単離した例はありませんでした。
研究グループは、「Eind(イーインド)」と名付けた立体的に大きな(かさ高い)保護基を独自に開発し、ゲルマニウムと酸素との二重結合を 覆った結果、ゲルマノンを合成・単離することに初めて成功しました。ゲルマニウムと酸素の二重結合は、炭素と酸素の二重結合より電荷が分離しお り、ゲルマニウムがプラス、酸素原子がマイナスの性質が強いこと、その結果、通常ケトンとは反応しない二酸化炭素が、ゲルマノンとは室温、1気圧 で速やかに反応して、環状化合物を生成することを発見しました。

2012/05/10【科学ニュース】 東日本大震災前後の「こころの動き」を調査
理化学研究所の分子イメージング科学研究センター細胞機能イメージング研究チームの片岡洋祐チームリーダーらによる研究実績です。
人の気分や心模様は移ろいやすいもの。 “女心と秋の空” のごとく、時々刻々と変化します。外部環境からも影響を受けます。その時の会社の気分、街の気分、さらには日本全体を覆う気分によっても変わります。こん な微妙な「こころの動き」を正確にとらえて数値化したものを、住民サービスや消費者心理の把握に活用したい-というニーズが高まっています。
しか し、これまでの心理調査では記述式や選択式の調査票が使われていて、直感的な感覚をそのまま表記しづらく、選択肢も微妙な感覚の差を表現するには 足りないため、数値化が難しくて数理学的な統計計算には不向きでした。  分子イメージング科学研究センターの研究者らは、心理的な変化を定量的なデータとして扱えるシステムの開発に取り組み、 二次元空間の中に「安心感」と「不安感」、「ワクワク感」と「イライラ感」などの気分尺度を横軸および縦軸にした4象限のマトリクス「KOKOROスケー ル」を開発しました。調査対象者はその時点の気分、例えば「それほどワクワクはしないけど安心している」なら、右上の象限やや下に記入すればいい わけです。そのデータを解析し統計情報に置き換えて定量化するシステムです。入力はタッチパネルでも可能で、タブレットやスマートフォンのアプリ としても対応予定です。

2012/05/09【科学ニュース】 【3D動画】理研:元素の起源を探る
3D映像で見る理研の最先端科学。RIビームファクトリー(RIBF)は水素から-ウランまでの全元素、約4000種類の不安定原子核(RI)を世界最大強度のビームとして発生させることができる最先端加速器施設です。原子核の構造と反応を調べ、元素の-起源解明を目指す研究と大規模な実験設備を3Dのダイナミックな映像とグラフィックで紹介します。2012年制作。
理研仁科加速器研究センター
http://www.nishina.riken.jp/

2012/05/08【科学ニュース】 myPresto on tumblr
産総研の福西快文博士が開発されている、創薬、分子設計ソフトウエアである"myPresto"のPortal Siteを作成しました。

2012/05/07【科学ニュース】 2.4GHz帯:スマホ急増で大混雑
街を歩きながらスマートフォンをチェックすると、無線LANのアクセスポイント(AP)を検知する機会が増えています。携帯電話事業者が、逼迫する3G回線からデータ通信をオフロード(分散)すべく、公衆無線LANのAPを大量に新設しているためです。ユーザーにとっては歓迎すべきことに思えますが、実は無線LANの通信環境は急速に“汚れて”います。
背景にあるのは、無線LANで主に使われている2.4GHz帯の混雑です。スマートフォンをはじめ、多くの無線LAN対応機器はIEEE802.11b/g/n方式に対応しています。2.4GHz帯の電波を14チャンネルに分けて通信に使いますが、各チャンネルの周波数は重なっているため、安定的に通信できるのは実質3チャンネル分しかありません。これに対し、都市部ではAPやモバイルルーターなどで数十局の親機が検出される場合すらあります。

2012/04/27【科学ニュース】 金属錯体の超高速励起状態ダイナミクス
理化学研究所の田原分子分光研究室では極限的分子分光実験を行い、凝縮相複雑系ダイナミクスを研究しています。凝縮相のダイナミクスを解明する ためには、分子の電子状態・振動状態、周辺場の応答、あるいはそれらの背景にあるエネルギーの揺動と散逸を総合的に理解しなければなりません。こ れを念頭におき、先端的な線形・非線形分光計測法を開発・駆使し、個々の問題に本質的な時間・空間スケールを選択して研究を進めています。詳細 は こちらへ。

2012/04/26【科学ニュース】 【特許庁】色素増感型太陽電池
特許庁が、色素増感型太陽電池に関する技術を、下の分野に大別して編集しています。それぞれ、術分類】、【技術の名称】、【技術内容】、【図】、【出典/参考資料】の各項目を設け、技術を解説しています。

2012/04/25【科学ニュース】 休刊:実験化学者のためのIT活用誌
「量子化学計算」や「分子シミュレーション」は、理論化学の専門家のみならず、実験をメインとする研究者にとっても必須のものとなってきまし た。惜しくも2012年03月をもって休刊となってしまいましたが、和光純薬工業株式会社では、実験を主とした研究を行っておられる皆様を想定 し、「計算化学」の入門的 & 実用的な方法や事例を、連載形式にてわかりやすく解説しています。

2012/04/24【科学ニュース】 永遠の大親友は本当に「永遠」なのか
携帯電話の利用状況の大規模データベースを解析した結果 を報告する論文が、Scientific Reportsに掲載される。R Dunbar博士らは、19億5千万回の通話と4億8900万件の携帯メールのデータベースを解析して、親友についての好みと一生を通じた好みの変化を男 女別に調べた。
若年層では、同じ年齢層の異性を「大親友」(連絡頻度の最も高い人、と定義された)に選ぶ傾向があり、その大親友が配偶者とな る確率が非常に高いことを見出した。ところが、50歳頃以降では、女性にとって大親友だった男性の地位は第2位に下がり、これに代わって、よ り若い女性が大親友となった。例えば、自分の娘だった。これに対して、男性は、一生を通じて女性の大親友を持ち続ける可能性が高かった。

2012/04/23【科学ニュース】 数学は体力だ!
名門筑波大学の数学者、木村達雄先生からの若い皆様へのメッセージです。

2012/04/20【科学ニュース】 固体物性のVASPポテンシャル更新
VASP がポテンシャルデータ(POTCAR files)をアップデートし、ついに GW 近似向けのポテンシャルもリリースしました。LDA 系のデータについても、現在大きな問題となっている、レアアースなどによる問題に対応できる、重要なアップデートになっています。

2012/04/20【科学ニュース】 物性研究
「物性研究・電子版」 創刊号の公開が始まりました。

2012/04/19【科学ニュース】 Googleの拡張現実メガネを動かす人工知能
Googleの「Project Glass」のデモは、2012年に行われたハードウェアのデモの中で最も素晴らしいものでしたが、そこで動作しているソフトウエアについて一般向けに解説している記事を紹介しています。

2012/04/18【科学ニュース】 モンテカルロ法
モンテカルロ法で円の面積を求める場合のソースコードです。


2012/04/17【科学ニュース】 AMBERの日本語ポータルサイト
AMBER12がリリースされました。弊社では、神戸大学教授 田中成典先生を中心としたAMBER研究会と、株式会社サイエンスハウスを含む皆様と連携してAMBERの最新情報を発信します。講習会の予定も順次発表していく予定です。


2012/04/17【科学ニュース】 昆虫の羽根の筋肉
昆虫の羽根の筋肉はこんな形をしています。螺旋構造の螺旋構造の螺旋構造が機械力学的に整然と並んでいます。100円ショップなどを利用して、模型を作ってみても面白い発見になります。今ではこうした筋肉の運動を原子レベルでシミュレーションをすることが可能になっています。


2012/04/16【科学ニュース】 AMBERによるシミュレーション入門

私たちの環境、私たちの生命は原子によって構築されています。アイザック・ ニュートンの微分積分法を用いた自然哲学は、"Science"と呼ばれ、日本では「科学」という言葉が割り当てられました。科学という観点からは、蓄電も半導体も車の塗料もそして私たちの身体も、区別されることなくそれらは原子(電子)間の相互作用の表情とも言うことが出来ます。AMBERという分子設計シミュレーションは広く世界で用いられている最も有効な研究手法の一つです。今までは難解であるとされていたこの研究方法を日本語で分かりやすく解説した書籍が神戸大学教授の田中成典先生らによって発行されました。誰にでも分かるように丁寧かつ厳密に書かれている良書です。

2012/04/13【科学ニュース】 電子のスピンが関らないパイエルス転移

東京大学物性研究所の上田寛教授らは、ホランダイト型酸化物K2Cr8O16が強磁性を保ったまま金属から絶縁体に相転移することを発見しました。具体的には、K2Cr8O16結晶の格子構造が、低温でゆがみ、電子の動きが制限されて絶縁体に相転移することを突き止めました。さらに、スピンの向きが保たれたままである仕組みも解明しました。
この相転移のしくみは、高エネルギー加速器研究機構(KEK)グループとのフォトンファクトリーを用いた精密な結晶構造観察と、それに基づく千葉大学グループとの理論計算によって明らかになりました。これは、スピンが関らないパイエルス転移という未知の現象を、実験と理論の両面から解明した世界で初めての成果です。

2012/04/12【科学ニュース】 Twitterと研究

日本の学術機関が新鮮な情報を発信しています。
1. 理化学研究所
https://twitter.com/#!/riken_news
2. 産業技術総合研究所
https://twitter.com/#!/AIST_JAM
3. 東京大学
https://twitter.com/#!/Todai_News
4. 国立統計数理学研究所
https://twitter.com/#!/tousuuken
5. 国立東京工業大学TSUBAME2リーダー松岡先生
https://twitter.com/#!/ProfMatsuoka
弊社でも以下のアカウントで世界最先端の情報と研究に従事する方全てに寄与できる様努めております。
https://twitter.com/#!/HPCSystemsInc

2012/04/12【科学ニュース】 アニタ ボルグ博士

テクノロジーの影響力は経済、政治、社会、私生活のすべての面に及ぶと、アニタ ボルグ博士は考えていました。彼女はテクノロジーの影響力を良い方向に持っていくため、一生を通じて根気強く戦い続けました。このビジョンが原動力となり、アニタ博士は 1997 年に女性と技術研究所(Institute for Women andTechnology)を設立しました。
現在、この組織は彼女の遺産を元に存続し、彼女の名を冠してアニタ ボルグ女性と技術研究所(Anita Borg Institute for Women and Technology:www.anitaborg.org)となっています。Google では、アニタのビジョンを促進する取り組みの一環として、「Google アニタ ボルグ記念奨学金: アジア」を設立しました。
この奨学金は、女性がコンピュータとテクノロジーの分野で卓越し、ロールモデルやリーダーとして活躍するよう、奨励することを目的としています。奨学金は、高い学業成績を収め、強いリーダーシップを発揮し、コンピュータサイエンス分野へのパッションを持った学生に授与されます。
書類選考と面接を経て、奨学金受賞者ならびにファイナリストが複数名選ばれ、奨学金受賞者には 1 人あたり 3,500 ドルの奨学金が授与されます。すべての奨学金受賞者とファイナリストは、最寄りの Google オフィスにご招待いたします。また、奨学金受賞者につきましては、シンガポールの Google オフィスで行われる交流会に招かれます。交流会では、講演、パネルディスカッション、 ワークショップなどが行われます。

2012/04/11【科学ニュース】 「京」軸にスパコン網 今秋開放

日本のHPCI (High Performance Computing Infrastructure)が報道されました。
世界的規模で、今までにない新しい様々な研究分野が大きく加速します。



2012/04/10【科学ニュース】 モールス符号で思いどおりの日本語入力
モールス符号で日本語入力ができるようになりました。
これまで日本語を入力するためには、キー配列を覚える必要がありましたが、Google 日本語入力モールスバージョンを利用すれば、電鍵ひとつ、スペースキーひとつ、あるいはマウスクリックだけで日本語を入力できます。


2012/04/09【科学ニュース】 震災にも耐えた学術ネットワーク
学術情報ネットワークは、日本全国の大学、研究機関等の学術情報基盤として、国立情報学研究所(NII)が構築、運用している情報通信ネットワークです。教育・研究に携わる数多くの人々のコミュニティ形成を支援し、多岐にわたる学術情報の流通促進を図るため、全国にノード(ネットワークの接続拠点)を設置し、大学、研究機関等に対して先端的なネットワークを提供しています。
また、国際的な先端研究プロジェクトで必要とされる国際間の研究情報流通を円滑に進められるように、米国Internet2 や欧州GEANT2 をはじめとする、多くの海外研究ネットワークと相互接続しています。
2011 年4 月からは、従来の学術情報基盤であるSINET3 を発展させたSINET4 の運用を開始しました。
学術情報ネットワークは「最先端学術情報基盤(CSI:Cyber ScienceInfrastructure)」構想の中核に位置付けられています。

2012/04/06【科学ニュース】 NCBIによるBLASTの利用解説
全ての生命を司るDNA, RNA, Proteinの配列情報を比較することで 進化的類縁関係、病気との関連性を調べることが出来ます。1990年代に頭角を現 したBioinformaticsという学術分野はscienceの可能性を大きく拡張しました。 ここでは本家NCBIによるビデオでのBLASTのチュートリアルをご紹介します。



2012/04/05【科学ニュース】 AMBER12リリース!
医学、工学、生物、化学、物理学など様々な研究に用いられている分子設計・分子シミュレーションソフトウエアのAMBERの最新versionであるAMBER12がリリースされました。

1. 様々な力場に対応しました。
・電荷固定型のタンパク質の力場であるff12SBが追加されました
・分極ポテンシャルのサポート強化
・脂質の力場Lipid11の他のタンパク質力場との最適化

2. 溶媒和自由エネルギーの計算の精度が向上しました。
・Poisson-Boltzmann方程式に基づいた膜タンパク質、周期境界条件の計算
・強化された3D-RISM積分式モデル(Kovalenko-Hirata理論)

3. サンプリング効率が向上しました。
・Self-guidedランジュバン動力学法(Self-guided Langevin dynamics)
・加速化分子動力学法(Accelerated molecular dynamics)

4. 更新手続きが簡単になりました。
・インストール作業の簡素化、自動更新への対応

5. 量子計算との連携が密になりました。
・d軌道を用いる半経験的量子計算の実装(AM1/dとPM6)
・QM/MM計算での外部量子計算ソフトウエアとの連携

6. CPU版とGPU版両方のpmemdへのsander搭載機能の実装
・温度レプリカ交換法
・等方性周期和
・加速化分子動力学法
・GPU上でNMRoptを用いたさまざまなハーモニックな拘束の対応

7. ハミルトニアンモデルを変更する自由エネルギー計算がより高精度になりました。
・原子の出現・消滅に対応する手法を含む自由エネルギー計算
・レプリカ交換シミュレーションとの連携強化

8. 実験情報を用いたシミュレーション
・電子密度マップ(cryo EM/MT実験など)を束縛条件に指定
・シミュレーション中でグループを固定(もしくは一部を自由に)

2012/04/05【科学ニュース】 踊る超伝導体:Cu-1234
独立行政法人産業技術総合研究所によって発見された超伝導体Cu-1234は毒性を持たず117Kの高温超伝導体です。液体酸素(90K)の中で空中浮遊しています。


2012/04/04【科学ニュース】 新型近赤外線による脳機能の計測
独立行政法人産業技術総合研究所の研究成果です。近赤外光を用いた脳機能計測装置は、安全に脳機能活動を計測でき、国内外において既に市販されています。しかし、体の動きや生理状態の変化に影響されやすく、また脳機能部位でない他の広い領域でもよく似た信号が検出されるなどの問題を抱えていました。
これらを解決し、運動時にも信頼度の高い脳機能計測を実現させることを目指しています。これにより、リハビリ訓練、スポーツ活動、幼児などへの応用が本格的に可能となり、基礎・臨床科学へ幅広く貢献することが期待されます。


2012/04/03【科学ニュース】 数分間で電気自動車フル充電!
電池と比べ、充電時間が圧倒的に短いものにスーパーキャパシターがあります。 しかし、現在のところ溜められる電気の量が小さいのが問題です。つくばにある物質材料研究機構(NIMS)ではグラフェンという極薄の炭素シートを使い、キャパシターの容量を従来より10倍高くする電極の開発に成功しました。


2012/04/02【科学ニュース】 H5N1研究についての両者の主張
H5N1インフルエンザウイルスを哺乳類の間で感染できるよう適応させた研究に関する2本の論文に対し、米国のバイオセキュリティーに関する国家科学諮問委員会(NSABB)が、手順などいくつかの詳細な情報を差し控えて公表すべきだとする勧告を出しました。1つは、ウィスコンシン大学マディソン校(米国)および東京大学医科学研究所(東京都港区)に所属する河岡義裕(かわおかよしひろ)の研究チームの論文で、赤血球凝集素(HA)の型の1つであるH5と、過去にパンデミックを起こしたヒトH1N1ウイルス由来の遺伝子群とを組み合わせたウイルスを作製したところ、ウイルスが哺乳類であるフェレットの間で飛沫(ひまつ)感染するようになったことを示した研究です。
もう1つは、エラスムス医療センター(オランダ・ロッテルダム)のRon Fouchierの研究チームの論文で、高病原性鳥インフルエンザH5N1ウイルスを哺乳類に感染できるようにする適応実験の結果を報告しています。トップジャーナル『Nature』 は、NSABBの厳しい勧告に際して方針を決定するため、NSABBに、河岡チームの論文に関して今回の結論に至った理由の説明を求めました。


2012/03/30【科学ニュース】 お手軽マネーボール

「マネーボール」という映画を観た弊社技術者が作った「お手軽マネーボール」です。


2012/03/29【科学ニュース】 Excelでコーディングしたゲーム

Microsoft OfficeのExcelマクロによって作られたゲームが話題になっています。


2012/03/28【科学ニュース】 ビッグデータとは?

2.5EB(エクサバイト)ものデータが日々生成されています。しかも、既存データの90%はこの2年以内に生成されたものです。このようなデータは、気象情報を収集するセンサー、ソーシャル・メディアに掲載された投稿、インターネット上に保存されたデジタル写真、ビデオ、オンライン購入の処理レコード、携帯電話のGPS信号など、さまざまなソースで生成されています。これがいわゆるビッグデータです。





2012/03/27【科学ニュース】 Chromograms

IBM社研究所がWikipediaの編集過程を理解しやすいように視覚化しました。





2012/03/26【科学ニュース】 革新的な音楽の表現手法:地球合唱団

新進気鋭のアメリカ在住の音楽家 Eric Whitacre氏によるヴァーチャルコーラスのムーブメント。情報工学の技術革新が、革命的な音楽の表現方法を可能にしました。不景気ではありますが、不可能だと思われていたことが可能になるという意味では良い時代とも言えるかもしれません。(最後のエンドロールに注目して見てください。)


2012/03/23【科学ニュース】 病態のビッグデータの画像処理技術

患者さまの病態の診察には大量の画像データ処理を伴います。こうした大量のデータを処理する技術の研究報告論文です。診察の画像、機能注釈、特徴などの入力と出力を最適化するこの技術は、CentOS 5.5 LinuxをOSとしたDellPowerEdge T410 サーバに実装されました。筆者らによって実際のデータがこちらに掲載されています。


2012/03/22【科学ニュース】 カマボコ型?トンネル

国土の70 パーセント以上が山地である日本の立地において、建設するトンネルの形状として提案されているのが「カマボコ型」トンネルです。英語ではこの形を表す適切な単語が見当たらないため、国際会議でも「カマボコ」という言葉が使われました。
 カマボコ型トンネルは、NATM(ナトム:新オーストリアトンネル工法)と呼ばれるトンネル掘削方法で検討した新しい形のILC トンネルです。


2012/03/21【科学ニュース】 太陽光を用いた新しい水素製造システム

独立行政法人 産業技術総合研究所 太陽光エネルギー変換グループ 佐山 和弘 研究グループ長、斉藤 里英 産総研特別研究員らは、酸化物半導体光電極を用いた水分解による水素製造に関して、非常に高性能な積層光電極を開発しました。
炭酸塩電解液中で、この光電極を重ねて用いることにより、太陽エネルギーを水素エネルギーに変換する反応について、1.35%の太陽エネルギー変換効率を達成しました。この値は従来報告されている酸化物光電極の変換効率の約2倍です。
 今回開発した技術は、太陽エネルギーを利用して水分解による水素製造の際の電解電圧を大幅に低減できる技術であり、将来の低コストの水素製造が期待されています。


2012/03/19【科学ニュース】 E-waste:普通ゴミでは出せません

E-waste(電気電子機器の廃棄物)とは、ゴミとして捨てられた、もしくは将来的に捨てられる可能性のあるすべての電気製品、電子機器を表す言葉です。E-wasteは世界中で急激に増大しています。
 コンピューターの充電用バッテリー、接触口、旧式のCRTモニターのスイッチに使われているカドミウムは環境に蓄積してゆく可能性があり、特に人体(中でも腎臓や骨)に与える影響は大きいとされています。またフラットパネルディスプレー内の照明装置に使われている水銀は、神経系、腎臓や脳に悪影響を及ぼすこともあり、またそれが母乳を通して乳児に影響することもあり得ます。鉛は金属の全生産工程の中で重要な役割を担っていますので、それゆえに鉛を利用しない電気電子製品の開発をしたところで、鉛を完全に排除することにはなりません。無鉛の接触材料でさえ、鉛と一緒に生産されているからです。続きはこちらから



2012/03/16【科学ニュース】 クラウドで統計・量子シミュレーション

国立統計学研究所データ同化センターでは、ベイズ統計学と量子モンテカルロ法のシミュレーションをクラウド環境で 実現するサービスを提供しています。



2012/03/15【科学ニュース】 学生向け:運・鈍・根

早石修先生の研究人生のEssenceが濃縮されたMessageです。
研究でないお仕事をされている方にも参考になると思います。



2012/03/14【科学ニュース】 iPad+東京書籍:教科書に選択

AcademiX 2012にて、iPadを活用した教育が紹介されました。
アメリカの大学生のipad活用方法は、1位がEmail、2位がweb、3位がClassroom note taking 4位がTextbook readerで、 5位が Research でした。Gameは10位でした。
最後に2つの大発表がありました。1つは、学習者用デジタル教科書にiPadが選択されたこと、2つめは、東京書籍と協同で教材開発を進めているとのことでした。

2012/03/13【科学ニュース】 地球誕生に隕石衝突:メキシコで発見

エヴァンゲリオンやSF映画に描かれているように地球の誕生には、どうやら地球外からの隕石との衝突が関係しているようです。その証拠がメキシコの地層で見つかりました。




2012/03/12【科学ニュース】 生体ネットワークをコンピュータで設計

私たちの体は電気信号や濃度やその周波数によって制御されます。国際トップジャーナルPNASに掲載されたDavid Baker教授がeditor として出版された本論文は、細胞内のシグナル伝達をシンプルな電子回路として考え、各素子をコンピュータでデザインすることで 体の中の回路を実験的に確かめたという画期的な研究成果です。


2012/03/09【科学ニュース】 定量生物学:第四回年会資料

定量生物学の第四回年会で行われたチュートリアルの資料がダウンロード出来ます。


2012/03/08【科学ニュース】 ChemAxon提供フリーソフト

世界屈指のCheminformaticsのapplicationであるChemAxonが提供している無料のソフ トウエアです。


2012/03/07【科学ニュース】 はやぶさ:国際トップジャーナル掲載

映画にもなった「はやぶさ」ですが、今度はその持ち帰ったサンプルの分析結果 が、国際トップジャーナルに掲載されました。どうやら地球誕生の謎を解く手掛 かりがあるようです。


2012/03/06【科学ニュース】 速報:AMBER12
分子シミュレーションのデファクトスタンダードであるAMBERの最新版がリリースに向かって加速しています。
予定されている機能は以下の通りです。
1. defaultで高並列性とGP/GPUをサポートし、大幅に高速化
2. 化学ポテンシャルと自由エネルギーの計算方法の精密化と高速化
3. 今まで使えなかったForce Fieldが使用可能に
4. 今まで扱えなかった糖鎖、脂質(膜タンパク質)の計算可能に
5. 対応フォーマット増大と計算準備の簡易化


2012/03/05【科学ニュース】 量子モンテカルロ(QMC)法とは?
第一原理計算の限界を越えることが期待されている未来の理論、量子モンテカルロ法。東京大学物性研究所の今田正俊先生が分かりやすく解説されています。
この分野において、日本が世界をリードしていくことで、次世代のノーベル賞候補になるかもしれません。

2012/03/02【科学ニュース】 金融リスクの統計解析
国立統計学研究所が金融リスク統計解析の論文集を公開しています。具体的な内容は以下の通りです。
1. 金融リスクの統計解析
2. 与信判断が確率変動するときの倒産企業の信用リスク値分布のモデル化 - Skew-normal分布の応用 -
3. 2項モデルの予測による金融リスク最小化 : 理論と応用
4. レジーム・スイッチング因子分析とJ-REIT 市場のリスク・ファクターの検 出への応用
5. 取引開始前の気配更新と価格発見
6. ヘッジファンド運用戦略の事後評価とリスク計測モデルの検討
7. 危険理論におけるGerber-Shiu関数と統計的推測
8. 拡散型確率過程の推定における極限定理
9. 2次ガウス過程を用いた担保付貸出の解析的な損失分布のモーメント評価

2012/03/01【科学ニュース】 ビル壁で発電:有機薄膜太陽電池
欧州連合(EU)は、2020年以後に新たに建設されるビルではCO2排出量をほぼゼロにすることを求めている中、ドイツにて有機薄膜太陽電池をビル壁や住宅の外装用シートとして採用した「グリーン・ビル」の開発が決まりました。色も選択でき、低光量でも特性が落ちないので、実環境での1日の発電量は、(定格で同じ変換効率の)従来型太陽電池より10~20%多いとのこと。


2012/02/29【科学ニュース】 マントル物質から栄養を摂る生態系
マントル物質から栄養を摂る生態系が発見されました。シロウリガイ類は、卵楕円形の二枚貝で、深海底に体の半分以上を埋もれさせて暮らし、海底からしみ出す硫化水素と言う毒ガスをエネルギー源にして生きています。写真は、マリアナ海溝南部のチャレンジャー海淵の前弧域(水深5620メートル)の深海底にマントル物質(蛇紋岩化したカンラン岩)が化学的に変化し作られた化学物質から栄養を摂る深海化学合成生態系(シロウリガイ類の大規模なコロニー)です。2010年9月に行われた有人潜水調査船「しんかい6500」による調査で撮影されました。  これまでに知られているシロウリガイ類を伴う化学合成生態系は、堆積物の分解に起因するメタンの湧水系に生息するものと、高温の海底熱水系に生息するものの2種類に大きく分類されていました。つまり、これらとは違う背景にあるタイプの化学合成生態系が見つかったのです。


2012/02/28【科学ニュース】 難しいことを分かりやすく伝える
人間は難しいことを分かりやすく伝えることが要求される場面があります。そのhumorousな解決方法の一例をご紹介いたします。私たち人間は、Mathematics,Coding、English、Economics、Experimentsなど最初から難しいと思い込んでしまうと、前に進めなくなることもありますが、そこで学んだことを誰にでも分かりやすく伝えようとすることは、まさに、Teaching is Learning で、自己の能力向上に役立つかもしれません。


2012/02/27【科学ニュース】 COSMO-RS:量子から熱力学へ
量子論は、現代の物理においてab initio、First principle と呼ばれる「第一原理」計算の礎を形成しています。電子相関を考慮することで、私たち周りにある全てのモノ、現象が説明されることが期待されています。
しかし現在は、量子論から熱力学への道に至るにはもう少し研究を進める必要がありそうです。1999年に7人の研究者によって設立されたドイツのCOSMOlogic社は、こうした課題に果敢に挑戦し続けています。


2012/02/24【科学ニュース】 ガウシアンと併用する量子計算ソフト
量子論を用いた研究、開発、産業においてGaussianというソフトウエアはとても優秀で世界です。計算資源が高いことが唯一の 懸案でしたが、Molproというソフトウエアを併用することで解決するかもしれません。 特にカップルドクラスタの計算に特化しています。



2012/02/23【科学ニュース】 概説:量子化学の過去と現在と将来
量子化学の過去そして最新の研究成果、未来への展望の概説です。




2012/02/22【科学ニュース】 難病情報センター
今までは困難であった難病を、最先端研究によって次世代遺伝子解析装置を用いた難病の原因究明、治療法開発プロジェクトです。




2012/02/21【科学ニュース】 治療薬とは何か?
治療薬とは何か?という今日的な話題についての総説をご紹介を致します。私たち人間は生まれ、成長し、やがて老いていきます。そして生きることの中で病を経験し、それを乗り越えていきます。
最先端の科学の大きな功績の一つは、今まではただ耐えるしかなかった痛みや苦しみを、定義された言語体系と数式とグラフで論理的に説明し、治療できるようになったことだと言えます。

2012/02/20【科学ニュース】 ノイズと生命
近年のバイオイメージング技術の発展により、遺伝情報よりも短い時間スケールで変動する細胞内状態を定量的に捉えることが可能になってきました。細胞の状態を規定する"情報"とその"情報処理"いう概念、そして情報理論の枠組みは定量的なデータから生命システムの定性的な特性を抜き出してくる一つの数理的な基礎としてシステム生物学の分野で注目され始めています。

2012/02/17【科学ニュース】 アト秒量子エンジニアリング
私たちの暮らしを支える科学は、原子と電子の振る舞いによって説明出来るという仮説に基づいています。そしてその本質は「物体は見方によって粒子になったり波になったりする。」という所にあります。
量子力学が確立してから既に70年以上が経ちました。今では、スマートフォン、蓄電、Blue-Rayなどの製品に応用されています。しかし、私達はまだ量子の世界を完全には理解し切れておらず、その応用の余地も膨大に残されています。分子科学研究所大森賢治教授らは、原子や分子の 波としての性質を光で完全に制御するというテーマに挑戦しています。

2012/02/16【科学ニュース】 10次元時空
東京大学数物連携宇宙研究機構のヨハンナ・クナップ先生による弦理論のmovieによる解説です。

2012/02/15【科学ニュース】 ハンガー反射
頭にハンガーをかぶると勝手に頭が回転してしまう現象「ハンガー反射」の研究論文です。お風呂のお湯を抜くときに出来る渦だったり、Scienceは身近に溢れていて、誰にでも科学者になる好機があります。


2012/02/14【科学ニュース】 大規模バーチャルライブラリ開発の試み
計算速度が速いことにはどういう意義があるのか。これを考える視点の一つ は、これまではだいぶ先でなければ得られなかった計算結果という情報を先取りすることが可能となってきたということです。この先取りできることのメリットを最大限に生かすことが大切となってきます。
科学者はこの道具を使って世界に先駆けていまだ見ぬサイエンスの新しい時代を先取りして行くことを考えます。それが我が国の戦略的な生き方にも大きく貢献することになるからです。

2012/02/13【科学ニュース】 今月の薬草
日本薬学会が月替わりで薬草を紹介しています。

2012/02/10【科学ニュース】 脳腫瘍診断の数理アルゴリズム
既にある事実の情報を取り入れたコンピュータシミュレーションによる予測研究が多数報告されています。上記のハイパーリンク先から論文の全文が読めます。
この研究では、Local Ensemble Transform Kalman Filterという数理モデルを用いて、脳腫瘍の進行を予測しています。将来、医師が、手術が必要か否か、そうした重大な判断をアシストする知見の一つとなるかもしれません。

2012/02/09【科学ニュース】 天然薬品の研究
大阪大学大学院薬学研究科天然物化学分野の小林資正教授による研究をご紹介します。
西洋的な医薬品の化学合成に加えて、薬用植物など新しい天然薬物資源を海洋に求めています。加えて、コンピュータシミュレーションにより、活性物質の三次元構造を解析し、標的タンパク質と活性物質との相互作用を化学構造レベルで明らかにしています。

2012/02/08【科学ニュース】 ビッグ・データを操る者が勝つ
国立統計数理学研究所 樋口知之所長の記事がDIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー誌 2012年2月号の巻頭言「OPINION」に掲載されています。

2012/02/07【科学ニュース】 NITEによる製品安全事故情報
NITE(ナイト)とは独立行政法人 製品 評価技術基盤機構のことです。
NITEでは、私たちの暮らしの中にある製品安全事故の検証を行い公開しています。

2012/02/06【科学ニュース】 全米が認めた本物の科学教材
Natureと双璧をなすScience誌が、2011 Science Prizeに輝いた15チームの科学教材を発表しました。PowerPoint形式でダウンロードすることが出来ます。この活動の背景にはアメリカにおける科学離れ、そしてそれが加速した結果、国際競争力が低下するのではという懸念があるようです。今回は「光、視覚、虹」と銘打ち、全米の70名以上の科学者と教師によって審査が行われ受賞チームが決定されました。
どこでも誰にでも使えるように創造された科学教材群は、文系理系に関係なく大切な知識と考え方、具体的には、物理学、数学、化学、地理、分子生物学、植物、進化などの分野を包含します。

2012/02/03【科学ニュース】 リアルタイム震度分布図(震度5以上)
気象庁が発表しているリアルタイム推計震度分布図です。統計学シミュレー ションの世界には、過去の事実から法則を更新して予言してリスクを最小化する 手法があります。
日本が経験した環境変化のデータは、今後の日本で起こる自然 活動の予測とリスク最小化を可能にし、さらに世界で同じ現象が観察されたと き、その地域に生きる人々の生命をつなぎとめる役割を果たします。ここで示し ました気象庁のホームページから数値をコピーしてグラフを書いてみたり、実際 に自分でシミュレーションを走らせてみることで、たくさんの発見と創造と好奇 心が生まれる良い機会という考え方も出来るかもしれません。

2012/02/02【科学ニュース】 質量分析データベース
MassBank は、研究者がマススペクトルを共有することを目的とした、世界で最初の public database です。これらのマススペクトルは、メタボローム解析をはじめとする生物科学研究において、質量分析で検出した化合物の同定や推定に利用することができます。また、2008年に 日本質量分析学会 の公式マススペクトルデータベースとして認められました。分散型データベースであり、基礎代謝、植物二次代謝標準物質の高精度精密質量スペクトル精密質量に基づくマススペクトルの帰属を可能にします。現在総スペクトル数は約30,000を越えました。
具体的には、以下の機関による結果が反映されています。

01. 慶應大先端生命研
02. 理研植物科学研究センター
03. 日本ウォーターズ株式会社
04. 京大院薬・生産開発研
05. 中部大学
06. かずさ DNA 研究所
07. 日大文理
08. 富山大和漢薬研
09. 鳥取大農
10. 東大院工
11. ライプニッツ植物化学研究所
12. 福山大学生物化学研
13. Metabolon 社
14. 産業医科大学
15. 奈良先端大情報科学研究科
16. 大阪府立母子保健総合医療センター研究所
17. コネチカット大学
18. 大阪大学
19. 中国医学科学院薬物研究所
20. PFOS研究グループ


2012/02/01【科学ニュース】 ブレイクスルー:SAP HANA
スマートフォン、タブレットが急速に広まりました。今までにないコンピュー タ、ネットワーク、メモリ、ストレージの高い性能と低い価格が求められていま す。環境がどんどん進化いています。スマートフォンやタブレットにおける遅 延、待ち時間の最大値は3秒以下という暗黙の了解があります。発信と受信の交 通と情報量は洪水のように押し寄せています。精密で高速なレスポンスは今後の 業務アプリケーションの必須要素となります。
そのソリューションとして、データをハードディスクではなくメモリに置くこ とで高速なアクセスが実現された製品が世界的な話題を呼んでいます。
Intelプロセッサ向けに最適化されたHANAは、圧縮技術を利用してシステムの メモリにデータを格納します。(OLTPとOLAPの両方を統合可能となりました。)
近い将来において、消耗品であるHDDは重要ではなくなる傾向にあり、バック アップとリカバリにSSDを利用するが、オペレーション用途では不要になり、 データベースはメモリの中(インメモリ)にあるというコンセプトです。
OracleやIBMもインメモリ技術を強化しはじめています。ただし、インメモリ という新しいアプローチも永遠に続くものではありません。今後も技術革新に よって進展することが期待されています。



2012/01/31【科学ニュース】 インテルSSDオプティマイザ
高速で安定したストレージとして期待が高まっているIntel社のSSDの技術紹介で す。
SSDは、従来の HDD (ハードディスク・ドライブ) とは仕組みが異なり、使 用しているうちに性能が低下していきます。この性能低下を防ぎ、高い性能を維 持するのが 「インテル® SSD オプティマイザー」 です。インテル® SSD オプ ティマイザーは、「インテル® SSD ツールボックス」 というインテル® SSD 製 品を活用するためのアプリケーションに含まれています。
ここでは、SSD の仕組 みやインテル® SSD オプティマイザーの使用方法について解説されています。具 体的には以下の通りです。

1. SSD は直接データの上書きができない
2. 上書き回数が増えると SSD の性能は低下
3. Windows* でファイルを削除してもデータは記録されたまま
4. SSD の問題をインテル® SSD オプティマイザーが解決

弊社では新しい技術SSDを、安心な最適構成にてご提案しています。


2012/01/30【科学ニュース】 Augmented Reality
日本が牽引する世界最先端の技術である拡張現実(Augmented Reality)。 アカデミアでは 東京大学大学院情報学環暦本研究室、インダストリではsony が成果を公表しています。 日常生活、災害に加え、高齢者、障害者の生活をサポートする身近な技術として活躍しています。



2012/01/27【科学ニュース】 顔を見分けるハチ
Nature誌日本語版が特別無料公開している記事が話題となっています。ある種の蜂は、仲間の顔を認識できるという興味深い研究が発表されました。
人間では一度見た顔は決して忘れないという人がいます。しかし、これは人特有のものではないようです。アシナガバチの一種 Polistesfuscatus も、自分と同じ種類のハチの顔を認識できます。ヒトでは、この認知能は、顔認識のためだけに進化し、特殊化した脳領域に依存すると考えられています。このほど、ミシガン大学(米国アナーバー)の Elizabeth Tibbetts と Michael Sheehanは、 P.fuscatus でも同様の機構がある可能性があると発表しました。

2012/01/26【科学ニュース】 ツタグラ
2011年3月11日、東日本大震災を受けて、経済産業省が創造的な取り組みを開始しました。“ひとりひとりが日本のことを知り、考えていくための架け橋になること”を目指した、「ツタグラ」という名の新しいプロジェクトです。
未来を変えうるのは、素晴らしい情報や知識の数々であり、それらは、未来を予測するための正しいデータであり、客観的に考えるヒントになります。ただ残念なことに、少々難しいがゆえに伝える術が見つからず、多くが人の目に触れる機会を失っているのが現実です。
このツタグラ計画ではここに着目し、逆ピラミッド型で情報や知識を集め、きちんと理解され、伝わる形にして発信する仕組みを考え ています。データとビジョンを持つ専門家と、伝える力を持つデザイナーがコラボレーションをすることで、インフォグラフィックスを使って未来をわかりやすく描き、より多くの人に伝え広めていく予定です。こうして点が線になり、面になり、やがて日本を変える原動力になる。そんな新しいメディアが、「ツタグラ」です。

2012/01/25【科学ニュース】 自由の風が吹く
"Die Luft der Freiheit weht" これは、スタンフォード大学の校訓です。
「自由の風が吹き抜ける」という意味です。サンフランシスコとシリコンバレーにほど近く、たくさんの起業家を輩出しているスタンフォード大学ですが、起業についての授業を自由に閲覧することが出来ます。起業が地理に制限されない時代になり、閾が下がりつつあることがうかがえます。

2012/01/24【科学ニュース】 Semantic web of Database
Semantic Webという言葉が世に出て数十年が経ちました。semanticとは、「情報に意味付をして、人を介さずに、コンピュータが自律的に処理できるようにするための技術」です。具体的なフレームワーク技術として知られているものにはRDF(Resource Description Framework)が挙げられます。
ここでは、産総研にて公開されているデータベースをご紹介致します。

2012/01/23【科学ニュース】 論文:ポスドクからポストポスドクへ
2012年01月17日に第146回芥川賞を受賞した円城塔さんが日本物理学会誌に投稿した論文が注目されています。博士号を取得して研究キャリアがあるにも関わらず、任期制度と行き過ぎた成果主義により、若い研究者が無職、フリーターにならざるを得ない状況が10年以上続いています。この深刻な社会問題は一般的には「ポスドク問題」と呼ばれます。この論文は「ポスドクからポストポスドクへ」 というタイトルで、ポスドク問題を体験的に述べられています。


2012/01/20【科学ニュース】 The fight over flu
トップジャーナルNature 誌は、"Preventing pandemics: The fight over flu" と題した学術情報を発表しています。感染爆発と呼ばれるウイルスによる 人類の大量死を防ぐための世界の最先端研究を知ることができます。


2012/01/19【科学ニュース】 半導体でのDNA配列直接解読
半導体上で直接、DNAをデジカメのように撮影する技術が販売されている。次世代シーケンサ特有のショートリードから、さらに高速に全ゲノムを一気に自動的に解明する技術で、近い将来、治療や診断に用いられることが期待されています。




2012/01/18【科学ニュース】 有人潜水調査船しんかい
独立行政法人海洋研究開発機構が有人潜水調査船しんかい6500(映文連アワード2011優秀企画賞)のドキュメンタリを一般公開しています。


2012/01/17【科学ニュース】 数学から物理学へ、物理学から数学へ
国立筑波大学数学系教授西村泰一先生による秀逸のエッセイです。物理学と数学、数学と物理の両者がどのように影響を及ぼしあってきたかが分かりやすく著されています。


2012/01/16【科学ニュース】 加速する創薬:myPresto
純日本製の創薬ソリューションである"myPresto"は 産総研の福西快文博士により開発されました。
現時点で無償でありの国内外の学術機関、産業分野で医療、材料、エネルギーなどに広く用いられています。 弊社ではFiatLux社とともに、本製品を最適化した状態での導入と技術サポートをおこなっています。


2012/01/13【科学ニュース】 国際単位系(SI)の改訂
2011年10月17日~21日、パリにて第24回国際度量衡総会が開催されました。
メートル条約の加盟国55カ国のうち43カ国から110人、CGPMアソシエーツ34経済圏のうち11経済圏から24人、7つの国際機関から7人を含め総勢約150人が参加しました。日本からは、三木計測標準研究部門長を団長とし、田中標準・計測分野副研究統括(国際度量衡委員)、藤間国際計量室長、経済産業省知的基盤課から山田課長補佐、石黒計量標準係長の計5名が参加しました。審議された決議案は 11件でした。
国際度量衡局(BIPM)の運営やメートル条約のメンバーシップにかかわる議題を除くと、技術的な審議課題は、以下の4件でした。
決議案A(決議1):今後考えられる国際単位系(SI)の改定
決議案B(決議2):気候変動モニタリングのための測定をSIトレーサブルな基準 に基づいて行うための国際協力の重要性
決議案I(決議8):メートル現示法の改定および新光周波数標準の開発
決議案J(決議9):共通の地球基準座標系の選択


2012/01/12【科学ニュース】 タンパク質をゲーム化
OIST細胞膜通過輸送研究ユニットのファデル・サマテ准教授は、マサチュー セッツ州立大学アムハースト校(UMASS)の研究者らと協力して、分子プレイグ ランドをOISTに設置しました。このプレイグラウンドは、ゲームソフトの機能を うまく活用した操作可能な大型ディスプレイであり、大画面に映し出されたタン パク質の画像をKinect-Xboxを介して動かします。
“Kinect”は、Xbox 360ビデオゲーム用としてマイクロソフトが開発した動作 感知デバイスで、そのユニークなところは、簡単な体の動きの検知し、それによ り人とやり取りを行えることです。プレイグランドの前を歩くと、画面とKinect の間のスペースが分子プレイグランドに変換されます。それによって画面上のタ ンパク質の画像に命が吹き込まれ、人が動く方向に動き始めます。 プレイグランドではタンパク質の画像が人間の動きを真似て動きます。
人間 が太極拳のようなゆっくりとした動きをすると、それに合わせてタンパク質の画 像が操作されます。タンパク質の画像を360度回しながら様々な角度から見るこ とができ、楽しみながらタンパク質を勉強することができます。人間が左から右 に動くと、タンパク質の分子も左から右に動き、人間が前後に傾くと、タンパク 質の分子も同様に前後に傾きます。
OIST分子プレイグランドでは、タンパク質を含む約30種類の分子を表示でき るようになっており、サイズ、形状、色がそれぞれ異なる様々な分子を操作しな がら見ることができます。OISTの研究ユニットが提供した分子の他に、抗インフ ルエンザ薬のタミフル、アーモンドやサクランボ、イチゴ等の香りを作るアセト フェノン、そして、遺伝情報を司るDNA等も映し出されます。




2012/01/11【科学ニュース】 Artificial Flavoring
長年秘密のベールに隠されていた味覚についての研究が国際科学誌Natureにて発表されました。日本ではおまり知られてい ませんが、私たちは既に人工的に設計された物質を無意識に経口から摂取にして いるものもあります。ご参考までに、詳しい情報を動画で示します。(Givaudan へのinterview含む)


2012/01/10【科学ニュース】 量子ドットによる癌の診断
量子ドット(Quantum Dot Labeling)を用いた病気の診断方法が提案されていま す。量子ドットの新たな応用分野として注目を浴びています。参考文献を示します。 Quantum Dot Bioconjugates for Ultrasensitive Nonisotopic Detection

2012/01/06【科学ニュース】 AMBER Parameter DB
The University of ManchesterProf. Richard Bryceらは、分子シミュレーションソフトウエアのAMBER11に標準搭載されていない Force Field Parameter(補因子、糖、 タンパク質、脂質、核酸、有機化合物、イオン、溶媒ボックス)のデータベースを独 自に公開しています。

2012/01/05【科学ニュース】 Water, Water, Every Where
VMD, NAMDの研究開発で知られ るIllinois大学Prof. Klaus Schultenらが 最新の研究成果を報告しています。
水は私たち人間と密接な関係にあります。活きている細胞と細胞内の生体分子 の織り 成す生命活動は、常に水からの影響を受けています。コンピュータで生命 活動 をモデリングする際には、ほとんどの計算が水分子の計算に割り当てられます。 Scienceの進展、そして産業分野への応用(創薬、再生医療、燃料電池、有 機半 導体、次世代エネルギー)を考慮した際、水分子をいかに効率よく表現する か が最も重要な研究課題の一つです。Prof. Klaus Schultenら は連続体近似を用いて、計算効率を飛躍的に向上させました。Ribosomeと呼ばれ るセントラルドグマを司る巨大分子(300,000原子)を1024 CPUsを使った高並 列、高速なシミュレーションに成功しました。