計算例

1. チタノセン触媒によるジメチルアミンボランの脱水素カップリング反応

    GRRMで複雑な触媒反応のメカニズムが解明できます。

従来の反応経路計算では、実験的経験から反応中間体や反応機構を想定した上で行われていました。しかし、多段階からなる反応ではその想定が誤っていたり、そもそも想定できないことも多く、そのような反応の遷移状態構造や活性化エネルギーの計算は困難を極めました。

しかしGRRM法を使うことで、複雑な多段階反応でも特別な想定をすることなく、正しい反応経路が得ることができます。下記はチタノセン (Cp2Ti) 触媒によるジメチルアミンボラン (Me2NH·BH3) 脱水素カップリング反応の計算例ですが、ユーザがインプットとして用意したのは図中の EQ1 のみで、それ以外の EQ1 から TS[1-2] を経由して EQ2 に至り、TS[2-3] を経由して最終的に EQ3+EQ4 が得られるまでの全ての素反応の経路が自動的に求まりました。



図1. チタノセン触媒によるジメチルアミンボランの脱水素カップリング反応



図2. EQ1~EQ4の反応エネルギーダイアグラム
応用分野:
 有機合成、薬剤合成、均一系触媒
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